マドンナ、へビー級の新作に英マスコミ称賛

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3月7日、ロンドンのアビーロード・スタジオで、マドンナのニュー・アルバム『MDNA』の試聴会が開かれた。

◆マドンナ画像

『ハード・キャンディー』に続く4年ぶり、12枚目のスタジオ・アルバムとなる同作は、マドンナ本人をはじめ『レイ・オブ・ライト』(1998年)を手がけたウィリアム・オービット、イタリアのDJ/プロデューサー、マルコ“ベニー”ベナッシ、フランスのエレクトリックDJマーティン・ソルヴェイグらがプロデュース。激しくたたみかけるようなビートがきいたヘヴィーで強力なダンス・ミュージックが生み出された。

アルバムの評価は高く、試聴会のあと、英国の批評家からは「マドンナはいまでも限界に挑んでいる」「素晴らしくクレイジー」「53歳とは思えない。25歳が作ったアルバムのようだ」といった称賛の言葉が挙がっている。

後半にはややスロウ・ダウンしたヴォーカル・トラックやキャッチーなメロディー・ソングも収録しているが、ヒット・シングルの連発するアルバムではないかもしれない。しかし、チャートにあふれるポップが束になってもかなわないヘヴィーで玄人受けするダンス・ミュージックを作り出したマドンナ。流れを見つつも流されてしまうことがない、その審美眼とチャンレンジ精神には脱帽。

『MDNA』は3月26日、世界同時発売。

すでにリリースされた1stシングルでは「Give Me All Your Luvin'」ではニッキー・ミナージュとM.I.A.をフィーチャー。ニッキー・ミナージュは「I Don't Give A」にもゲスト出演している。

Ako Suzuki, London

◆マドンナ・オフィシャルサイト
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