スティーヴィー・ニックス、魅力全開の1986年野外ライヴ映像

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フリートウッド・マックの妖精スティーヴィー・ニックスが舞う、1986年の野外ライヴ映像作品がこのほどリイシューされた。1986年8月20日、コロラド州レッド・ロックス・アンフィシアターで行われたステージのハイライトを収めたDVDで、この会場は、U2やデイヴ・マシューズ・バンドもライヴ・レコーディングを行ってきた場所でもある。

◆『ライヴ・アット・レッド・ロックス』トレイラー映像

『噂』(1977年)や『ミラージュ』(1982年)など、フリートウッド・マックのヒット・アルバムで歌ってきた彼女だが、ソロ・アーティストとしても活躍。この作品は3枚目のソロ・アルバム『ロック・ア・リトル』(1985年)に伴うツアーからのライヴとなるものだ。ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンやカリフォルニアのロング・ビーチ・アリーナなどの大会場を含むツアーで、彼女のソロとしてのキャリアがまさにピークにあった時期のライヴ映像である。

ステージで披露されるのは彼女のソロ・ヒット曲の数々で、「トーク・トゥ・ミー」「スタンド・バック」「エッジ・オブ・セヴンティーン」などを歌い上げている。この時期、彼女は体調が良くなく、ツアー後にクリニックに入院することになるが、そのパワフルなヴォーカルはそんなことを思わせない好調ぶりだ。全世界を魅了したスティーヴィ・スマイルも健在で別世界にいざなってくれる。

彼女をバックアップするバンドも実力者揃いで、ギタリスト兼ミュージカル・ディレクターとしてローニンのワディ・ワクテルが参加しており、ポップでありながら随所でロックなエッジを感じさせる演奏で盛り上げている。また、このスペシャル・コンサートを記念して、フリートウッド・マックでの同僚ミック・フリートウッドが「ビューティ・アンド・ザ・ビースト」でゲスト参加。また、ピーター・フランプトンが「エッジ・オブ・セヴンティーン」でギターをプレイ、ステージに華を添える。

2011年には、7作目となるソロ・アルバム『イン・ユア・ドリームス』を発表、2012年夏はロッド・スチュワートとのダブル・ヘッドライナー・ツアーも行うなど、精力的に活動を続けるスティーヴィー・ニックスだが、そんな彼女の四半世紀前の麗しきステージ・パフォーマンスが咲き誇る映像作品は、多くのロック/ポップ・ファンの心をときめかしてくれるものだ。


スティーヴィー・ニックス『ライヴ・アット・レッド・ロックス』【DVD】
VQBD-10099 2,980円(税込)
1.Outside The Rain
2.Dreams
3.Talk To Me
4.I Need To Know
5.No Spoken Word
6.Beauty And The Beast
7.Stand Back
8.Has Anyone Ever Written Anything For You
9.Edge Of Seventeen

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