【インタビュー】横山ルリカ「この曲のマイナーキーな感じがすごく好き。自分の声質にも合ってるし唄うのも楽しい」

■私は誰かに助けられているって思った方が人生楽しいし
■「ありがとう」っていう気持ちもいつか伝わると思うんです

――歌詞の中にも何度か「ありがとう」って出てきますが、横山さんが一番「ありがとう」を言いたい相手は？

横山：まず一番は家族。家族があって、自分がいるので。私の家族は厳しいんです。「芸能界に入るなら、大学も入りなさい」って父にも言われましたし、母もあまり褒めてくれない(笑)。自分的には結構頑張って結果を出したと思っていても、母には改善点ばかり言われます。そのダメ出しがすごく悔しくて、なんでダメ出しされるのか不服に思ってたんですが、言われるのが嫌だから、どんどん突き詰めて、良い風に変われました。良いアドバイスをくれていたんだなぁと。子供って親から見たら可愛いと思うんですが、うちの親はもっともっと成長させてあげたいって思ってダメ出しするんでしょうね。だから、ダメ出ししてもらって、自分自身も頑張れて良かったなって感謝してます。

――まるでライオンの母のようですね(笑)。

横山：そうなんです。でもこのダメ出しに耐えられたのもファンの皆さんのおかげなんです。ファンの方は「すごく良かったよ」って褒めてくださるから、それでモチベーションが保てた。母にダメ出しされて落ち込んでも、ファンの方の言葉で安心感が生まれる。だからファンの方にも感謝したいです。あと、大学で支えてくれている友達にも。今年大学を卒業できそうなのも友達のおかげなので、頭が上がらないです。メンバーに対しても感謝したいですよね。アイドリング!!!って仲良しクラブではないから、オフの日に一緒に遊びに行くとかそういうのはあまりないけど、支え合いがしっかりしてるんです。MCもそうだけど、私が具合の悪い時には代わりにライヴに出てくれる。アイドリング!!!があったからこそソロデビューもできましたし。感謝したい人は絞れないです。

――まさに「生かされている」って感じなんですね。

横山：ホントにそうです。しかも、自分では何も言わずに助けてくれる人とかもいるんです。自分ではその人に助けられているって思ってなくても、実は知らないだけで、陰で支えてくれてる人っていうのもいると思うんです。一人で生きてるって感覚を強く持つよりも、私は今日もきっと誰かに助けられているって思った方が人生楽しいし、「ありがとう」っていう気持ちもいつか伝わると思うんです。

――その通りですね！二曲目の「White Diary」は秋らしい一曲で。

横山：この曲では日常感が出たら良いなぁと。日常感の中の前向きな感じというか。きっと誰にでも共感してもらえると思うんです。「白いページ」って歌詞がありますが、未来って必ずしもみんな明るいと思ってないと思うんです。「私なんてどうせ」って思っちゃうときもあると思うんですが、未来を「白いページ」って考えたら、自分次第でどうにでもできるんだなって。黒いページならどんな色を塗っても黒いままだし、赤いページなら青を塗ったら紫になっちゃうし。白ってなんでも描けて、未来は明るいって思えるから唄ってても前向きになります。

――実際にブログ以外で「Diary」をつけたりしますか？

横山：自分が見た夢を毎日書き留めてます。それがすごく面白いんです。夢の中で走ってたんですね。本当は走るのは遅いんですけど、夢の中では早く走れていて。それが嬉しくて、そのまま走ってたら空を飛べるんじゃないかと思ってたら空を飛べたんですよ。夢を操れることがすごいなと思って、夢を調べてみたら、見る夢によってメッセージがあったり、正夢じゃないにしても意味があるって知って。じゃあ、これから見た夢を書いておいて分析してみよう！と。そうしてら、良いことがある前って、必ず海外に行く夢が多いということがわかったんです。調べたら、海外に行く夢は運気が上がってる時に見るみたいで、ポジティヴで良い夢って書いてあって。5日連続で海外に行く夢を見てて、「これは何か良いことがあるな！」と思ってたらホントに起こりました。

――へぇ～。凄い！

横山：はい。悪い夢もあるけど、それは忠告だと思って「気をつけよう！」と思えばいいし、夢日記をつけるのはすごく面白いです。調べてみると面白いですよ。意外な発見があるかもしれないから。

――3曲目の「ナミダボシ」は前作の「街のアカリ」に通じる叙情的な曲で。

横山：そうですね。「街のアカリ」は上京して間もない子が思い浮かぶけど、「ナミダボシ」は都会っ子な感じですよね。でも彼女にも悩みがある。この曲の主人公が凄いなって思うところは、本当に悲しいときって落ち込んで下を見ちゃうけど、空を見上げてるんですよね。意外と芯の強い子なのかもしれない。空を見るのって大事らしいんですよ。心がリラックスできるんですって。だから、理にかなっている歌ですよね。

――これからはインストアイベントでこの曲を歌うわけですね。

横山：はい。デビューシングルに収録されていた「街のアカリ」が長崎ハウステンボスのCMソングになっていたんで、九州にはぜひ行きたいと思っていたんですが、ソロ活動を始めて、やっと福岡に行けて嬉しかったです。知らないところに行って、私を知ってもらえるのってすごく嬉しいんです。全国に行くのって大事だと思うので、いろんなところで今回の曲も唄いたいです。生歌を聴いてもらって感動してもらうことが一番嬉しいことでもあるから、通りがかりでもいいから生の歌を聴いてもらって、「あの子、歌うまいなぁ」って思ってもらえるように、努力もして、新しいファンの方が増えてくれたらいいですね。

取材・文●大橋美貴子



「Your Voice,My Life」
2013.10.09
【初回限定盤A】VIZL-582　\1,600(tax in)
CD
1.Your Voice,My Life
2.White Diary
3.Your Voice,My Life(Instrumental)
4.White Diary(Instrumental)
DVD
「Your Voice,My Life」Music Video

【初回限定盤B】VIZL-583　\1,600(tax in)
CD
1.Your Voice,My Life
2.ナミダボシ
3.Your Voice,My Life(Instrumental)
4.ナミダボシ(Instrumental)
DVD
「Your Voice,My Life」Making

【通常盤】VICL-36833　\1,000(tax in)
1.Your Voice,My Life
2.White Diary
3.ナミダボシ
4.Your Voice,My Life(Instrumental)
5.White Diary(Instrumental)
6.ナミダボシ(Instrumental)

【スペシャルプライス限定盤】12cmシングル　VICL-36832　\700(tax in)
1.Your Voice,My Life
2.Your Voice,My Life(Instrumental)

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