【ライブレポート】コブクロ、16年で築き上げられた絆

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6月3日大阪城ホールにて、コブクロの<KOBUKURO LIVE TOUR 2014 “陽だまりの道”>公演が開催された。5月17日の広島公演を皮切りに、この日は結成の地である大阪、ここ大阪城ホールにて5回目の公演となった。大阪城ホールでは2011年のツアー以来3年ぶりのことだ。

◆コブクロ画像

会場に入るとまず目に付くのは、アリーナ中央にどっしりと構え大きな存在感を放つ円形のステージだった。今回のツアーはコブクロ活動16年にして初のセンターステージツアーで、円形ステージの上部に供えられたモニターには360°映像が映し出され、更にステージからは客席に4方向に花道が伸びている。オーディエンスとの距離がとにかく近く、どこからでも2人を近くに見ることができる上に、そのステージは360°回転し、お客さんはどの方向からでも楽しむ事ができるというものだ。

ステージに立った2人は、「センターステージだと大阪城ホールじゃないみたい。」と驚きながら、「お客さんが近い!」「見えてるよー!」と観客との親密な距離感を楽しみ、「お客さんとの距離を一番近づける方法は、これだという事にやっと気づいたんです。一番近くで届けたくて」と語り、お客さんからは「ありがとう!」「近くて最高―!」といった声援が多数上がった。

小渕のファッションをいじり倒す黒田に、負けずと受け答えする小渕。大阪ならではの「甲賀流たこ焼き」の話で盛り上がったりと、2人は縦横無尽に動き回り、ステージをはさんでお互いが見えなくなっても掛け合いのテンポは変わらない。16年で築き上げられた絆の深さが伺えるところだ。

「ストリートのテーマ」ではお客さんとの一体感をもって会場中を大熱狂に包みこみ、大ヒットシングル「流星」は、聞き入るファンにしっとりと歌い上げ、ソチオリンピックでコブクロの代表曲となった「今、咲き誇る花たちよ」はダイナミックに披露。そして、最新シングル「陽だまりの道」を披露した際には、涙を流すファンも。パフォーマンス後には会場中が暖かい拍手で包まれた。

大阪城ホールに集まったオーディエンスは2日間で合計2万4千人。明日も大阪城ホール公演、その後横浜、台湾、福岡、埼玉、と続き、最終公演はまたここ大阪へ戻り、京セラドーム公演2DAYSで締めくくられる。

ニューシングル「陽だまりの道」は、6月4日(水)にリリースとなった。
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