【ライヴレポート】LUNA SEA、地元 神奈川で神秘的かつダイナミックな熱演「今日は終わりたくないんだよ」

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全国ホールツアー<LUNA SEA 25th ANNIVERSARY LIVE TOUR THE LUNATIC-A Liberated Will->がファイナルへと近づきつつあるなか、LUNA SEAは2月7、8日に地元 神奈川県民ホールでライヴを行った。

◆LUNA SEA 神奈川県民ホール ライブ画像

RYUICHI

彼らが神奈川県民ホールに立つのは、1995年に行なわれたバンドの全国ツアー<MOTHER OF LOVE、MOTHER OF HATE>以来、約20年ぶりのことだ。筆者は初日の2月7日に足を運んだのだが、慣れ親しんだ会場ということもあってか、この日のLUNA SEAはリラックスし、同時に高揚しているように思えた。

まだ客電がついているにも関わらず、彼らの登場を待ちわびるオーディエンスのハンドクラップはどんどん大きくなる。オープニングは最新アルバム『A WILL』の幕開けの曲「Anthem of Light」。この曲が放つまぶしいぐらいの光と圧倒的な力強さをシャワーのごとく身体中に浴びると、LUNA SEAというバンドの底知れない可能性を感じ、RYUICHI、SUGIZO、INORAN、J 、真矢が神奈川で出会い、バンドを結成したことは、やはり必然だったという気持ちにさせられる。

「LUNA SEAの5人、地元神奈川に戻ってまいりました! みんなも大人になっちゃっているのかなと思ったら、なかなかキテるよね(笑)。今日だけじゃないけど、特に今日は壊れてもいいことになっています。地元 神奈川だから、めちゃめちゃになっちゃいましょう!」

SUGIZO

ホームグラウンドということもあって、RYUICHIのMCもいつも以上にテンション高めだ。Jのベースソロに大歓声が上がった「Sweetest Coma Again」では、今、現在のLUNA SEAと地続きにある色気とエッジを兼ね備えたヴォーカル、演奏が会場を揺らした。25周年のアニヴァーサリーでもあり、聴くほどに唸らされる傑作アルバム『A WILL』を引っ提げての今回のツアーを1本でも多く見たいと思い、関東圏のライヴを何本か目撃することができたが、ひとつとして同じ印象のステージはない。それは彼らが今なお、生々しいロックバンドであるということの証明であり、その景色の先にある“未来”を見たくてたまらなくなる存在であり続けている、ということでもある。

この日、客席を見渡したRYUICHIは「初めて来た人、いる?」と問いかけ、「1回、LUNA SEAの世界に触れちゃうと、そのウィルスにはどんな抗生剤も効かないんだよね。初めて来たヤツも、“LUNA SEA見た”って言っているうちに“もう10回も見ちゃった!”ってなっている。それが未来のキミの姿です」と場内を湧かせていたが、まさに言い得て妙である。

INORAN

ループするフレーズ、繊細なアンサンブル、切ないメロディーのすべてが中毒性のカタマリのような「gravity」に続いて、中盤で「SANDY TIME」のイントロが鳴り響くと、怒濤の歓声が神奈川県民ホールに響きわたった。REBOOT以降に新たにセルフカバーされたとはいえ、1991年にリリースされたインディーズ時代の1stアルバム『LUNA SEA』の収録曲が世代を超えて聴き継がれているのだから、彼らの楽曲がいかに深く熱く浸透しているか、あらためて驚かせられる。真矢の力強いドラミング、Jのニューウェーブ的エッセンスを感じさせるベースフレーズ、INORANの深みのあるアルペジオ、SUGIZOの砂嵐を巻き起こさせるようなギターソロ、RYUICHIの孤独と情感がクロスするヴォーカル。スケール感たっぷりのミディアムチューンは、5人が紡ぎ出すアートとしか言いようがない。

うってかわって後半戦はアグレッシブで、どこに視点を定めていいかわからない華やかなパフォーマンスが炸裂した。上手でINORANとJが絡み、下手でソロを弾くSUGIZOをRYUICHIが煽るなど、めくるめく瞬間の連続だった。無限の海に吸い込まれていくような、光も影ものみこんでしまうような神秘的でダイナミックな曲が場内を満たしていった。

J

「今夜はたくさんの新しい仲間も増えたし、今まで来てくれた人たちもきっと、このツアーを見てまた新しいLUNA SEAの未来が見たくなったんじゃないかと思います」

アンコールでそう告げたRYUICHI。最強のラブソング「I for You」を届けられた後、さらに「今日は終わりたくないんだよ」と叫んだ姿も印象的だった。

この日のLUNA SEAのライヴからダイレクトに伝わってきたものは地元、神奈川のホールで至近距離でオーディエンスと共有しあえることの開放感と、何よりLUNA SEAの道がこの先も途切れることなく続いていくだろうという予感だった。

そんな高揚感の中、最後の曲を演奏し終わった瞬間、大アンコールの拍手と声援。結果、LUNA SEAは予定外の「Dejavu」を演奏した。アッパーでキレのあるキラーチューンをここに持ってきたものだから、またみんなに火をつけることになり、まだ終演を納得しない声にステージの5人は輪になって相談。さらにもう1曲がプレゼントされることになった。

真矢

「神奈川のみんな、愛してます!」と去っていったRYUICHI。「また明日、会おうぜ!」と叫んだJ。最後まで残ったSUGIZOは拍手の中、深々とお辞儀をして挨拶。そこには万感の想いが込められているように見えた。

取材&文◎山本弘子


<LUNA SEA 25th ANNIVERSARY LIVE TOUR THE LUNATIC -A Liberated Will->

1月10日(土) 大宮ソニックシティ
OPEN 17:00 / START 18:00
1月11日(日) 大宮ソニックシティ
OPEN 15:00 / START 16:00
[問]:キョードー東京 TEL:0570-550-799
1月17日(土) 茨城県立県民文化センター
OPEN 17:00 / START 18:00
1月18日(日) 茨城県立県民文化センター
OPEN 15:00 / START 16:00
[問]:キョードー東京 TEL:0570-550-799
1月24日(土) 上野学園ホール(旧広島郵便貯金ホール)
OPEN 17:00 / START 18:001月25日(日) 上野学園ホール(旧広島郵便貯金ホール)
OPEN 15:00 / START 16:00
[問]:HIGHERSELF TEL:082-545-0082
2月7日(土) 神奈川県民ホール
OPEN 17:00 / START 18:00
2月8日(日) 神奈川県民ホール
OPEN 15:00 / START 16:00
[問]:キョードー東京 TEL:0570-550-799
2月21日(土) 福岡サンパレス
OPEN 17:00 / START 18:00
2月22日(日) 福岡サンパレス
OPEN 15:00 / START 16:00
[問]:キョードー西日本 TEL:092-714-0159
2月28日(土) 東京国際フォーラム ホールA
OPEN 17:00 / START 18:00
3月1日(日) 東京国際フォーラム ホールA
OPEN 17:00 / START 18:00
[問]:キョードー東京 TEL:0570-550-799

<LUNA SEA 25th ANNIVERSARY LIVE TOUR THE LUNATIC -A Liberated Will- FINAL>

3月14日(土) 大阪城ホール
OPEN 16:30 / START 17:30
主催:WOWOW
キョードーインフォメーション
TEL:0570-200-888 (毎日10:00~18:00)
前売り¥9,500 / 当日¥10,000
一般発売 2月14日(土)

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