TASCAMのマイクプリ/ミキサー搭載オーディオ/MIDIインターフェイス「Celesonic US-20x20」はWindows 10のUSB 3.0にも対応

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ティアックは、マイクプリ/ミキサー機能搭載USBオーディオ/MIDIインターフェイス「Celesonic US-20x20」をTASCAMブランドで9月下旬より発売する。

TASCAMのオーディオインターフェイスのラインナップに、新たなフラッグシップモデルとして「Celesonic US-20x20」(セレソニックユーエストゥエンティバイトゥエンティ)が加わることとなった。マイクプリモード、ミキサーモードを搭載することで、幅広い用途に対応。iOSデバイスの接続が可能なほか、Windows 10環境ではUSB 3.0接続にも対応する(その他のOSではUSB 2.0接続)。

モデル名の「Celesonic」は、スピードを意味するCelerityと、音を意味するSonicから作られたもので、このモデルのコンセプトを表す。最先端技術の投入で音楽制作を妨げない軽快な動作を実現したこと、Ultra-HDDAマイクプリアンプ及びシリーズ最上級のオーディオ回路による高いオーディオパフォーマンスを実現したことを表現している。

マイクプリアンプにEIN-125dBuを誇るUltra-HDDAマイクプリアンプを8基搭載。AKM製ADコンバーターやALPS製特注ボリュームノブなど、最上位機種ならではの高品位パーツを多数採用し、オーディオ性能を高めている。特徴的なデザインは、US-2x2、US-4x4同様、ドイツ人デザイナーによるもの。わずかに傾斜したアングルドデザインが、ストレスフリーのデスクトップレコーディングを提供。ラックマウントに対応できるアダプターも付属する。

各チャンネルにはEQ/コンプ、リバーブエフェクトを装備した本格的なDSPミキサーを搭載。高性能Blackfinプロセッサーにより、エフェクトだけでなくレコーディングスタジオクラスの制作で必要とされる多チャンネル伝送も実現。44.1kHzフォーマットでは40chにも及ぶオーディオ伝送が可能で、192kHzフォーマットにおいても24chのオーディオ伝送を実現している。


▲XLR/TRSのアナログ入力8系統(うち2つはギター入力対応)、2つのヘッドホン端子は前面、TRSのアナログ入力および10系統アナログ出力、デジタル入出力、MIDI入出力、WORD入出力は背面に配置。写真上の前面パネルは付属のラックマウントアダプターを装着した状態。


▲内部に高性能Dual Core BlackFin DSPを搭載しデジタルミキサーを構築。専用ソフトウェアで各チャンネルの4バンドイコライザー/コンプレッサー装備のミキサーをコントロール。

プロフェッショナルエンジニアの業務形態を考慮した高い汎用性も特徴のひとつ。モード切換により、オーディオインターフェイスモードの他、単体でのマイクプリアンプ用途に対応するマイクプリモード、PA/SRミキサーとして活用できるミキサーモードを装備。さらに、アナログだけでなくCOAXIALおよび光デジタル端子によるデジタル入出力、ワードクロック端子によってさまざまな音響機器への接続が可能だ。

入力は、8系統のXLR/TRS、2系統のTRS、そしてS/PDIF COAXIAL、光デジタル端子によるマルチチャンネルデジタル入力を装備。出力は10系統のTRS出力に加えS/PDIF COAXIAL、光デジタル端子によるマルチチャンネルデジタル出力も装備する。光デジタル端子はSMUX2/SMUX4対応でハイサンプリングレート録音にも対応、業務用スタジオクラスの大規模レコーディングにも利用できる高い汎用性を提供する。また、「Celesonic US-20x20」を2台使用し光デジタル接続することで16XLR入力のレコーディングシステムを構築することも可能だ。サイズは 445(W)×59(H)×222(D)mm、重量は2.7kg。電源は付属の専用ACアダプターを使用する。

製品情報

◆Celesonic US-20x20
価格:オープン
発売日:2015年9月下旬

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