TASCAMからMADI/Dante対応の64チャンネルマルチトラックレコーダー「DA-6400」、Pro Toolsとの同期でバックアップにも

ティアックは、MADI、Danteに対応した1U 64チャンネルデジタルマルチトラックレコーダー「DA-6400シリーズ」をTASCAMブランドで11月より発売する。

「DA-6400シリーズ」は、MADI、Danteなどさまざまなオーディオインターフェイスに対応した64チャンネルデジタルマルチトラックレコーダー。録音/再生は、PCM 48kHz/24bitでは64チャンネル、PCM 96kHz/24bitでは32チャンネルに対応する。本体は標準モデル「DA-6400」のほか、電源の二重化に対応した「DA-6400dp」もラインナップする。

オーディオインターフェイスはカードスロット方式を採用。オプションのインターフェイスカードを選択することで、MADIやDanteの他、ARS/EBUの入出力やアナログ出力など柔軟な接続に対応。カードは最大2枚の仕様が可能だ。

組み込み用OSを搭載、記録メディアにSSDを採用するなど、安定性、信頼性の高い録音/再生を実現。SSDはパーツメーカーとの連携により構成部品の管理が徹底されたTASCAM SSDが付属する。また、SSDは収納ケースに組み込んでDA-6400の前面パネルに装着する構造になっており、メディアを容易に交換することが可能。パソコンにUSB3.0で接続することもできる。

バックアップレコーダーとしての便利な機能も搭載。タイムコードによるPro Toolsシステムとの同期録音の他、シリアル/パラレルによる外部制御によりPro Tools側からDA-6400の録音を操作可能だ。ファイルフォーマットはBWFに対応、収録後のDAWへのデータ移行が楽に行えるのもポイントだ。さらに単体動作が可能で、1Uサイズの「DA-6400シリーズ」はメインシステムと同規模のシステムを2系統用意することなく、コンパクトにバックアップシステムを構築できる。