【インタビュー】MISIA、新境地の<SOUL JAZZ>ツアーをWOWOW独占放送「SOUL JAZZを目撃してください!」

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■「始まるよ! 始まってるよ! 早く気づいて」って気持ちが溢れています

──今回のチャレンジ同様、音楽への純粋な好奇心と探究心に従って活動し続けてきたMISIAさん。目まぐるしく移り変わる今の音楽シーンとどのように向き合っていますか?

MISIA:面白いですよね! デビュー当時の私は、海外で生まれたクラブカルチャーなどの新しい音楽をやれることにとてもワクワクしていましたし、これをメインストリームに届けるんだという気持ちでいっぱいでした。今回、黒田君をはじめ、ピアニストの大林武司君、アルバムでパーカッションを叩いてくださった小川慶太君(2017年、スナーキー・パピーのメンバーとしてグラミーを受賞)など、世界を舞台に活躍する日本のミュージシャンと出会い刺激をもらいました。新しい音楽に触れて、デビュー当時に感じていたようなワクワク感を覚えているんです。「始まるよ! 始まってるよ! 早く気づいて」って気持ちが溢れています。だから、今回WOWOWさんで放送される<MISIA SUMMER SOUL JAZZ 2017>の映像を少しでも多くの人に観ていただきたいし、アルバムもたくさんの人に届いてほしい。SOUL JAZZを、どうぞ目撃してください!!

──WOWOWではライヴの模様が生中継で配信されたほか、8月13日に再び放送されるそうですね?

MISIA:そうなんです。7月7日のバースデーライヴの模様を放送していただきます。ツアーはアルバムのリリース前でしたが、アルバムを聴き込んで放送を観ていただくと、また違った楽しみ方ができると思いますし、ライヴではアルバムに収録されてないリアレンジ曲をさらに披露しています。その曲がまたすばらしくて(笑)! 他にも、吹き替えに初めて挑戦した映画『SING/シング』でスティーヴィー・ワンダーさんの「Don't You Worry 'Bout a Thing」をカヴァーしたのですが、これは映画をご覧になった方以外は聴けなかったと思うんです。今回はこの曲をライヴアレンジで歌っているので、そこも楽しんでいただけると思います。夏にぴったりのアルバムですしライヴなので、是非、大人の方は、夏らしくビールでも飲みながら(笑)楽しんでほしいです。


Photos by Masaya Tanaka

──19年間活動を続ける中で、常に高いモチベーションを保ってこられた秘訣は何ですか?

MISIA:プロデューサーなどからもよく言われますが、外に出ていろんな人と出会うことかもしれません。単純に誰かと話したりすることもそうだし、ライヴを観ることもそう。外に出て行かないとワクワクするものに出会えません。私は歌詞を書くときはすぐにスランプに陥りますが(苦笑)、結局自分の中だけにはないんだろうなって思うんです。言葉は特に誰かとの間に生まれるものだから、自分の中だけを探っても見つからないものなのかもしれないなって。

──19年間、シーンを引っ張ってきたMISIAさんゆえの重みある言葉ですね。

MISIA:そんな(照れ)。そういえば先日、ミュージシャンの友達同士でご飯を食べていたら「MISIAちゃんの野外活動って、結果的に全て楽曲につながっているね」って言われました。今回「来るぞスリリング」に参加してくれたラウル・ミドン(米国出身の全盲のシンガー・ソングライター/ギタリスト)はソロデビューした12年前から大好き。あまりに好きすぎて、来日公演のチケットをネットで10枚くらい買って、とにかく色んな人を誘って観に行きました(笑)。黒田君のライヴもかなり観ていますし、トロンボーンのコーリー・キングはエスペランサ・スポルディングのライヴで歌ったり演奏するのを観ていたり、そういう一つ一つの出来事が繋がっていく。それが面白いですね。

──来年はデビュー20周年の節目です。今年は初めてバラエティ番組に出演したり映画の吹き替えにも挑戦しました。もしかして女優デビューもありえる?

MISIA:いえいえ、それはありません(苦笑)。やっぱり曲作りをしたいですね、新しい曲なのか、はたまた新しいアプローチでアレンジするのかはわかりませんが。今回のセッションは本当に楽しかったのでまたやりたいですし、レコーディングは日本とNYで別々でやっていたので、次回は是非一緒にやりたいです。それと、細かなことですが歌詞から先に曲を作る詞先で曲を作ったことがないのでそれもやってみたいです。

──それは意外ですし、やってみたらまた新しい扉が開けそうですね?

MISIA:もともと書いていた歌詞をメロディーを合わせるというのはありましたが、まず言葉を書いてからそこに曲を乗せるのはやったことがないんです。そのためにコピーライター教室とか行ってみるのもおもしろそうかなって思うんですが、でも2、3日が限界かなと(笑)。それとは別に、今までやったことのない場所でライヴもしてみたいなと思ったり。すごくスリリングな体験なので、たまにやるとすごく良い刺激がもらえるんです。まだまだやりたいこと、挑戦してみたいことは尽きそうにないですね。

取材・文◎橘川有子

   ◆   ◆   ◆

『MISIA SUMMER SOUL JAZZ 2017』は、WOWOWライブにて8月13日(日)20時よりオンエア。同日22時からは、2016年12月から17年2月にかけて開催された約4年ぶりの<THE TOUR OF MISIA>より、神奈川・横浜アリーナでのツアーファイナルの模様が放送されることも決定している。

Photo by Santin Aki

■番組情報

『MISIA SUMMER SOUL JAZZ 2017』
2017年8月13日(日)よる8:00 [WOWOWライブ]
収録日: 2017年7月7日
収録場所: 東京・Zepp DiverCity(TOKYO)

[関連番組]
『MISIA「THE TOUR OF MISIA LOVE BEBOP all roads lead to you」放送直前SP』
2017年8月13日(日)よる9:30 [WOWOWライブ]

『MISIA アリーナツアー「THE TOUR OF MISIA LOVE BEBOP all roads lead to you」』
2017年8月13日(日)よる10:00 [WOWOWライブ]
収録日: 2017年2月5日
収録場所: 神奈川・横浜アリーナ

【プレゼントキャンペーン】
抽選で100名様に「MISIA×WOWOW 限定カラー オリジナルフォールディングファン」をプレゼント
※WOWOWテレビ会員限定 ※8月31日(木)締切

各詳細は番組特設サイトにて: http://www.wowow.co.jp/music/misia/

■リリース情報

Mini Album『MISIA SOUL JAZZ SESSION』
2017年7月26日(水)発売
・Blu-spec CD 通常盤 ¥2,300+税
※初回はデジパック仕様
【収録曲】
1. BELIEVE
2. 来るぞスリリング (feat.Raul Midon)
3. 真夜中のHIDE-AND-SEEK
4. 運命loop (feat.Marcus Miller)
5. オルフェンズの涙
6. It's just love
7. The Best of Time
8. 陽のあたる場所
9. 最後の夜汽車

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