クミコ、両A面シングル「十年/人生のメリーゴーランド」リリース決定

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クミコの両A面シングル「十年/人生のメリーゴーランド」が日本コロムビアの新レーベル“びいだまレコーズ”より8月25日にリリースされる。

シングルに収録される「十年」は、10年間片想いし続ける女性の気持ちを綴った中島みゆき書き下ろしの名曲。リアレンジのプロデューサーには、日本在住のブラジル人プロデューサー・Renato Iwaiが抜擢された。


▲Renato Iwai

2020年から続く新型コロナウイルス感染症により、ブラジルの感染状況は過酷なものとなっている。そんな状況下でも、国境を超えて音楽でつながりたいと願うブラジルの一流ミュージシャンが集まり、リモートにより新曲「十年」のレコーディングが行われた。楽曲はRenato流の“CITY BOSSA”の手筆で描かれたアーバン・メロウな編曲によって、ライトな手触りと、より一層の深みが与えられている。

“十年は長い月日か 十年は短い日々か”と歌詞にあるように、クミコは2011年3月11日に石巻で被災し、その後、両親の介護やコロナ禍での音楽生活と、様々な出来事に苛まれた。そんな思い通りにならない人生の悲哀を、ラブソングに込める。

もうひとつの収録曲「人生のメリーゴーランド」は、ジブリ映画『ハウルの動く城』のテーマ曲として制作された作品。今回は村松崇継がリアレンジを担当し、彼ならではのシンフォニックなアレンジと、田ノ岡三郎のアコーディオン演奏により、詞が持つ世界観と映画が持つスケール感とが一体化して生まれ変わった。

クミコは8月28日(土)に大阪・サンケイホールブリーゼにて、<クミコ コンサート2021>を開催。両A面シングルCD「十年/人生のメリーゴーランド」付きチケットも発売されている。

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■クミコ コメント

十年一日と言います。長いような短いような。
こんな内容の歌を中島みゆきさんが作ってくださったのは2007年。
アルバム『十年』の中の1曲として収録されました。

思えばこの十年は東日本大震災からの十年でもあり、その時“石巻”という甚大な被害を受けた街に、私はコンサートのために伺っていました。
音楽は、歌は、いったい何の役にたつのだろうか。
この問いは2021年の今も、コロナ禍の中で繰り返される問いになりました。
「十年」は片恋の歌です。思いどおりにならない片思いの歌です。
でも最後に主人公は“明日”への希望を持ちます。

もう1曲「人生のメリーゴーランド」は宮崎駿監督とのご縁から『ハウルの動く城』の試写に伺い、冒頭からのテーマ曲に心を奪われました。三拍子の、ヨーロッパを思わせるメロディー、いえヨーロッパでもどこの国でもないどこかの国から降ってきたような美しいメロディー。
この歌を歌いたいと強く思いました。

そうお願いすると監督は快く「クミコさんの“人生のメリーゴーランド”にしてください」
監督とのご縁をつないでくれた覚和歌子さん(「いつも何度でも」の作詞者)の言葉で2006年に出来上がったこの歌は、その年に発表したベストアルバムの中に入りました。この歌の主人公もまた思い通りにならない人生を生きていて、やはり最後に“明日”を見ます。

「十年」「人生のメリーゴーランド」。
それぞれ私にとって意味深いこの2曲はこうしてシングル曲としてのリリースがないまま2021年。
今年この2曲を両A面という形で再アレンジのもと発表できることになりました。
“明日”の見えない今だからこそ皆様にお聴き頂きたいと思っています。

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■「十年/人生のメリーゴーランド」

2021年8月25日(水)リリース
CDシングル1枚組
1,350円(税込)/COCA-17909
[収録曲]
1. 十年(作詞・作曲:中島みゆき 編曲:Renato Iwai)
2. 人生のメリーゴーランド(作詞:覚 和歌子 作曲:久石 譲 編曲:村松崇継)
3. 十年 instrumental
4. 人生のメリーゴーランド instrumental

■<クミコ コンサート2021 大阪>

2021年8月28日(土) 15:30
会場:大阪 サンケイホールブリーゼ
金額:7,800円(税込)
備考:全席指定(シングルCD付)
※2020年10月3日(土)<クミコ コンサート2020>(サンケイホールブリーゼ)公演のチケットをお持ちのお客様は、お持ちのチケットにてご入場頂けます。
https://kyodo-osaka.co.jp/search/detail/2655
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