【俺の楽器・私の愛機】807「欲しい物を詰め込んだ宝箱のようなギター」

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【Aria AWB-35s】(大阪市 くま 58歳)


ド変態の頭、烏丸編集長さま お世話になっております。以前…
【俺の楽器・私の愛機】365「まるで保護猫活動の様な…」(2021.7.16)
【俺の楽器・私の愛機】382「エフェクター感覚のミニ・アンプ」(2021.7.25)を掲載頂きました大阪のくまです。

毎回この名(迷?)サイト「俺の愛機・私の愛機」をたいへん楽しく拝見させて頂いております。このサイトでは多くの皆さんが私などには手が出ないような高級ギターを紹介されているので、少々恥ずかしいのですが…そこは、少なくともド変態の頭にはご理解頂けると信じ、勇気を持って投稿させて頂きます。(※先に言っておきます、ど長文、すいません… m(__)m)

さて、今回なのですが…Aria AWB-35sという、なんの変哲もなく、定価3万円程度で販売されていた古いエレアコ、その中古品が場末のリサイクルショップにてボロボロのベタベタ状態で6千円で売られていたのですが、それがミョ~に気になって試奏→発病→購入…の由緒正しき公式によって我が家へ連れ帰りました。

ペグ分解、フレット磨き、ネック修正、ボディ洗浄、ナット交換…等などを施し、その後しばらくは、極薄のグラスファイバーボディで殆ど高音しか鳴らない、独特のペラペラ・サウンドを楽しんでおりました。

それからまず、ピックをよく無くしてしまうのでピックホルダが欲しい→具合の良いのが無い→作ろう!ということで、エフェクターを自作した時に余っていたゴム足で自作。これが中々いい感じでピックの紛失がなくなりました。


それから数ヶ月して…発症…夜中にギターを練習したい→サウンドホール・カバーが欲しい→サイズが合うのがない→作ろう!と、いうことで100円ショップのフロア・マットを円形カッターでカットして作製。様々調整のあと、小さな穴を空けてバランスを整えました。(結構、具合が良いです)

さらにそれから数ヶ月…今度は某サイト…あ!このBARKSさんのサイトだ… (^^ゞ …で、見てはイケナイ記事をみてしまいました。「ギブソン、独自開発ボディサイドのサウンドホール搭載のアコースティックコレクション全4機種リリース」です。

この記事で、もう居ても立っても居られず…ユーザーポート? うわ、欲しい!→カネない!→作ろう!と、なりました。

幸い、このAria AWB-35sはグラスファイバーのボディなので、木板よりは穴を空けやすかったのは良いのですが、穴一つではその効果が少ないという事が加工後に発覚、結局2個穴を空けてその効果に醉心…サウンドホール・カバーの効果も相まって、自分の弾いているサウンドを左耳で聴けるなんて、なんと面白いんでしょう…!(きっと本家本元のG-45はもっともっと素晴らしいんだと思います)


しかし、私の病はそれだけに留まらず…次に見てしまったのは「【試奏レポ】あなたのアコギにリバーブがかかる、びっくりアイテムnatu-reverb」という装置の記事…や~っぱりこのBARKSさんのサイト…(なんとも罪深いサイトやなぁ…)しかも、執筆者は頭…あなたでしたね…

電気を使わないリバーブ…なんて…もう、当然ながら、気になって気になって仕方ない…もちろん、即!→これは欲しいから…作ろう!と、相成りまして…(なんでやねん!…ですよね…(^^ゞ )

構造の研究から素材の選択、作製手順の思考…構想2日、試作品作製に3時間、何度もテストを繰り返して、仕上がったのは最終5~6時間後、でした。


この電気を使わないリバーブは確かに残響音が自然で、深夜などにスローな曲をアルペジオで爪弾く時や、メロウなソロパートなどを弾く時には特に音の余韻が心地よく、ついつい時の経つのを忘れ弾き続けてしまいます。最終的には、このリバーブ効果単体でも充分に面白いのですが、その効果に加えて前出のサウンドホール・カバー、そしてユーザーサポート等との相乗効果…自然に広がる気持ちのいい残響音が、胸元の2つの穴から流れてくるのです、これはもう未知の感覚です。本当に面白い…(※8割程度の音がこのユーザーポートから聞こえるように調整しました)

ということで…外観的にも内面的にも“世界に一つだけの花”…じゃないや…“世界に一つだけのギター”として、Aria AWB-35sは見事に生まれ変わったのでした。チャン、チャン…
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編集長様へ
最後のユーザーサポートは特許取得商品ですが、個人的にその形状を真似して作製すること自体は違法ではなく、問題はありません。ただ、この模倣品?を販売すれば当然犯罪になることは当方重々理解しており、販売する意思はまったく御座いませんので宜しくお願いします。


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まず最初に釘を差しておきますが、私はド変態ではありません。投稿するド変態の方々をそろ~りご紹介しているだけで、その残り香が私の周りに漂っているだけ。ということで、このたび変態くまさんがしでかしておりますが、サウンドホールとリバーブ追加でギターはガラッと生まれ変わるみたいですね。私、思うんですけど、アコギってのは響かせるために丈夫でしなやかなスプルースをトップに用いて、それを反射させサウンドホールに集音させるために硬く重量のある材をサイド&バックに使うんですよね。であれば、サウンドホールの位置を変えるということは、ボディ形状はもとよりともすれば材のセレクトも変わる必要があるのではないかと妄想しておりまして、となると誰かに試行錯誤&製作してもらいたいなーなんて思うわけです。さぁ、くまさん、あなたの出番です。歴史を動かすのは変態ですよ。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

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