Diana Ross、Supremes再結成ツアー発表

Supremes再結成ツアー発表Diana Rossが、4月4日火曜日、ニューヨークのグランド・セントラル・ステーションで、話題になっているSupremesの夏の再結成ツアーの日程を発表。Rossが今回ツアーをしようとしているメンバーには、オリジナルメンバーのMary WilsonもFlorence Balladが亡くなった後、ロックの殿堂入りの表彰時に公認として認められたCindy Birdsongも参加しておらず、論議を呼んでいる。

　WilsonがLAUNCHに語ってくれたところによると、Rossが1000万ドル以上の出演料を得るのに対し、Wilsonにはたったの200万ドルの条件で始まり、最終的にも300万ドルの条件だったという。3人の間で金銭的な問題が関わっているということで、6月4日からフィラデルフィアで開始予定の夏の“Return To Love”ツアーには否定的な評判が付きまとっている。Wilsonはまた、彼女自身が雇い、育てあげた、Supremesの後期メンバーで、現在Supremesの名を使って活動していることに対しやめるように訴えている相手であるScherrie PayneとLinda LaurenceをRossが今回のメンバーとして迎えたことに対しても憤慨している。

　この3人組でSupremesの再結成ツアーと称するのは、正しくないとWilsonはLAUNCHに語った。「もしPaul McCartneyが新Beatlesを結成しようとしたとして、Ringo StarrやGeorge Harrisonに連絡をとらず、適当にその辺にいる人を集めてきたら再結成とはいえないでしょ。だから、その……誰かがDianaをそそのかしたんだと思うの。彼女がちゃんとした再結成をする気持ちが固まっていないんだったら、普通にソロでツアーをするべきだわ」

　Rossは'69年にMotownのグループを脱退し、ソロ活動に専念するようになった。ソロとして『Lady Sings The Blues』のBillie Holiday役でオスカーにノミネートもされている。Wilsonは現在New York Universityで教養課程の学位を取るため学んでおり、またMarta Reeves & The VandellasとEdwin Starrと共にMotownレビュー“Dancing In The Street”で英国ツアーをしていた。