リンプ・ビズキットのBig Day Outフェスティヴァル事故に警察が調査に乗り出す

ポスト
1月26日、Limp Bizkitが出演したBig Day Outフェスティヴァルのギグで、10代の少女が観衆に押しつぶされて心臓発作を起こし、亡くなった。警察はその死亡事故を調査するために2月5日(月)に特別調査団を結成する。オーストラリアのDaily Telegraph紙によると、2月7日(水)に被害者となったJessica Michalikの公開葬儀が、彼女が洗礼を受けた同じ教会で行なわれるとのこと。

警察が調査を開始し、被害者の家族や友人は喪に服している。そして、Limp Bizkitとその関係者は、状況に応じて適切な対処をしなかったとし、フェスティヴァルの主催者と警察を非難している。

Limp Bizkitのマネージャー、Jeff Kwatinetzは、ファンの波が前方に押し寄せてきたとき、バンドはステージの中止を望んでいた、と話した。
「(ヴォーカルのFred)Durstは、お互いに左右を確認し、落ち着いて気を付けるようにファンに訴えていた。少女が心臓発作を起こしたことが分かったとき、バンドは20分間ライヴを中断した。彼女が安全な場所へ運ばれると、バンドは全面的にプレイを中止したいと考えたんだ。けれど、そこにいた警察官たちが、そんなことしたら暴動が起きると警告してきた」

コンサート開催地となったHomebush Bay付近の当局は、悲劇を招いたこのイベントの調査を行なっている。Georges River地区警察長官のChris Evansは、コンサートのビデオテープを見て調査を進めているとDaily Telegraph紙に語った。

Michalikには生命維持装置がつけられていたが、事故による脳損傷が分かったとき、彼女の両親はそのスイッチを切ることを選択した。ひとりっ子だった彼女は1月31日(水)、両親のその決断により永眠した。

Craig Rosen、ロサンゼルス
この記事をポスト

この記事の関連情報