マリリン・マンソン、デンバーの抗議者たちを奮い立たせる

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Marilyn Mansonがデンバーに引き起こした騒ぎはまだまだ続いている。バンドが出演する“OzzFest”が開催される5月21日の前日に、言論の自由を訴えているグループとMansonに反対しているグループとの2団体による接近戦が起こりそうだ。

デンバーの中心地でデモを行なうキリスト教関連団体「Citizens For Peace And Respect」は、コロラド州議会議事堂の階段部分の使用許可を申請した。ところが、言論の自由を唱えている「Citizens For The Protection Of The Right To Free Speech」の申請のほうが一歩早く、Denver Post紙によれば、同団体は先に計画されていたCitizens For Peace And Respectの中心地でのデモ行進に対抗するために、すでに議事堂の階段使用の許可申請を出していたという。

同紙のレポートによれば、認可を管轄するDivision Of Central Serviceでは、まだどちらの団体にも許可を下していないという。しかし、先に申請していたCitizens For The Protection Of The Right To Free Speechに使用許可を与えることになるだろうという広報担当者のコメントが載せられている。

Citizens For The Protection Of The Right To Free Speechのイベント担当者であるStephanie Shearerは、デモは直接的に衝突しようという趣旨のものではないとコメントしている。
「我々は良き父親、母親であり、ちゃんとした社会の一員です。(Citizens For Peace And Respectによって)宣伝されているような、腕に針の跡をつけて、ベルトに銃を挿して歩いているようなイカれた集団ではありません」

この2つの団体についてMansonのコメントを得ようとしたが、すぐには連絡がとれなかった。しかし、以前のLAUNCHのインタヴューでコンサートへの抗議者たちについて考えを語っている。
「俺が自分の音楽を通して言ったり、やったりしていることに、彼らはなにも違法なことをみつけられないんだ。彼らは自分たちの信仰形態上、ただ信条的に許せないだけなんだ。だから、責め立てるためには、こういった嘘をでっち上げなければならないんだよ。なんとも憐れだね」

Citizens For Peace And Respectは、Mansonの歌詞は暴力、憎悪、ドラッグ使用を奨励していると主張している。

“OzzFest”のライヴでMansonは、聖書からの文章を朗読して雰囲気の“バランスをとる”つもりだ。公式ウェブサイトにこう記している。
「こうすればファンは、俺のいわゆる“暴力的な”考え方だけではなく、素晴らしい“キリスト教の”美徳もチェックすることができるわけだ。病気や殺人、姦淫に自殺、子供の生贄とかのね。おや、なかなか“エンタテイメント”な感じだな」

Darren Davis, New York LAUNCH.com
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