ブリトニー・スピアーズの初主演映画『Crossroads』がいよいよ全米公開

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Britney Spearsが、2月15日(金)から全米公開される映画『Crossroads』でスクリーン・デビューを果たす。映画の内容は、8年間別々の生活を送っていたLucy(Spears)、Mimi(Taryn Manning)、Kit(Zoe Saldana)の3人の幼なじみが、車でアメリカを横断する旅を通じて再び友情を深めていく物語。

この映画の脚本は初めからSpearsを念頭に置いて書かれていたものだが、彼女が出演の依頼を受けようと思ったきっかけは、プライベートの女友達3人との長年の友情にあるとLAUNCHに語った。
「今の友だち関係について、たぶん私は、本当にとっても恵まれていると思う。3人の仲のいい女友達がいるの。そのことが私にこの映画をやる気にさせたっていえるわ。私には今でも、小さい頃から一緒の女友達がいるっていうことがね。同じ保育所に行っててね、Courtney、Laura Lynn、Jansenっていうの」

20歳になったシンガー/女優のSpearsは、映画を観た少女たちが友情の大切さに心を動かされてくれることを願っているという。
「正直なところ、みんなにそういうの(友情関係)があると思ってたわ。それで、この映画をやりたいと思ったの。女の子たちにこの映画を観てもらって、これに刺激されて、こういうことを望んでほしいな」

映画では10代の難しい問題にも取り組んでいる。初体験、本人の望まない妊娠、デート・レイプの影、流産、そして愛。そんな中で、Spears演じるLucyは離れ離れになっている母親を探して大陸横断の旅に加わる。母親を演じているのはHBOのTVドラマ『Sex And The City』で有名なKim Cattrall。

Spearsは、主演映画という女優として初めての大きな試みがファンにどう受け取められるかについて、少し心配していることをあっさり認めた。しかし一方で、映画評論家たちの意見はそれほど気にしていないという。
「彼ら(評論家たち)には個人的な話でも何でも、好きなだけ言ってもらって構わないわ。ただ……、Knock on wood(おまじないの言葉)、私のステージや私のしていることにまで口を出さない限りはね。そういうのは本当に傷つくわ」「今のところは、そこまで言っている人はいないみたい」。Spearsは笑ってこう付け加えた。「たぶん、こんなこと言わないほうが良かったわね」

Spearsが少しばかり心配するのも無理はない。特に最近の“ポップ・スターから俳優/女優への転向組”の多くが、評論家やファンたちから酷評されている状況を考えればなおさらだろう。Mariah Careyの『Glitter/グリッター きらめきの向こうに』や*N SYNCのLance BassとJoey Fatoneが出演した『On The Line』は、映画ファンがちょっと瞬きしている間にすでに劇場公開が終了となり、ビデオ屋の棚に並んでいた。とはいえ、まったく希望がないわけでもない。ポップ界のプリンセスMandy Mooreの『A Walk To Remember』は先輩たちよりもかなり好調で、先週末(2月8日から10日)の興行成績で8位に入っている。さらに忘れてはいけないのがベテランのラッパー兼俳優であるWill Smithだ。今週発表されたアカデミー賞のノミネートで、彼は『Ali/アリ』のモハメド・アリ役で主演男優賞候補に選ばれた。

Spearsが近い将来に、アカデミー賞の受賞スピーチをするということはないかもしれないが、たとえ『Crossroads』の評判がどうであれ、彼女にポップ・ミュージック史の1ページ(それどころか1章、2章まるごとぐらいかもしれない)を勝ち取らせた、その自信に満ち溢れた前向きな姿勢は変わらない。Spearsはインタビューの締めくくりに、たとえ結果がどうなろうと、この映画を学ぶべき経験として捉えていると語った。
「これからどうなるか見ておくわ。もし大失敗に終わっても、そうすれば次のときには、何をすべきじゃないのかがわかるでしょ」

Jason Gelman, New York and Sofia Fernandez, Los Angeles LAUNCH.com
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