リンキン・パーク、シングルのダウンロードを認めない理由を説明

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今年、最も売れたロック・アルバムの1つ『Meteora』をリリースしたLinkin Parkは、Kid RockMetallicaGreen Dayら同様に、インターネットでアルバムの曲が個別に売られたりダウンロードされることに反対している。バンドは、インターネットからアルバム全体をダウンロードしてもらいたいと考えている。

Linkin ParkのシンガーChester Benningtonは、バンドは今でも自分たちの音楽をインターネットを通じ手に入れてもらいたいとは思っているが、それはファンとバンド、どちらのためにもなる方法でなされるべきだとLAUNCHに話した。「修正していかなきゃいけないんだと思う」とBenningtonは言う。「どういう意味かわかる? 最終的には、何でもオンラインで買うことができるようになるだろう。どんな方法でかってことが問題なんだ。音楽がダウンロードされることになったとき、曲ごとにアルバムを売りたいか、一度にアルバム全体をダウンロードしてもらいたいかってこと。何とも言えないよ。俺じゃなくて、みんながどうしたいかって考えるべきなんだ。自分の好きなバンドにダメージを与えないようにするにはどうしたらいいか考えるべきだと思う」

Benningtonは、Linkin Parkやほかのバンドはアルバム全体をダウンロードするのが、よりいい方法だと考えていると付け加えた。しかし、実績のない方法を承認したり賛成することはしたくないと言う。「俺たちのように、レコードを売ることに商業的に成功しているバンドは、そうでないバンドと立場が違うと思う。だから、俺たちの観点で物事を理解するのは難しい」とBenningtonは話す。「でも、俺たちはそこに問題があることは理解してる。みんなが納得するまで、どう修正したらいいのかもっと考えていかなきならないだろう。でも俺たちは、確実に上手くいくかわからないもののために、走り回ったり説得していこうとは思わない」

Linkin Parkは、インターネットに脅威を感じているわけではない。事実、バンドはWarner Brothersと契約を交わす前に、ネットを通じファンに無料でMP3をダウンロードするのを許可したり、ウェッブサイトを使い、全米各地にコアで忠実なファンを集めることに成功している。

Linkin Parkの『Meteora』は、依然、ビルボード200アルバム・チャートで15位をキープしている。バンドは、「Somewhere I Belong」に続くアルバムからの2ndシングル「Faint」をリリースした。

(C)LAUNCH.com
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