マドンナ、反ブッシュと民主党大統領候補の支持を表明

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マドンナが1月7日(水)、公式サイトmadonna.comに民主党大統領候補者のウェズリー・クラークを支持する書簡を掲載した。彼女が大統領候補者を公に支持するのは今回が初めて。書簡にはクラークのウェブサイト、clark04.comがリンクされており、元米陸軍大将の彼を支援するよう人々に呼びかけている。現在ロンドンに在住している彼女はまた、今年末にロサンゼルスにある自宅で資金集めのイベントを計画している。

マドンナは昨年初頭からブッシュ政権に嫌悪を示している。'03年4月、彼女はイラクで闘う軍隊を敬い、騒動となったビデオ「American Life」の回収を決めた。ビデオは軍服を着たダンサーたちといっしょに野戦服に身を包んだマドンナの姿を映し出している。これらのシーンには戦争の映像が挿入され、エンディングにはマドンナがブッシュ大統領に似た人物に向かって手榴弾を投げる場面がある。

マドンナの書簡全文:

こういうことをするの初めてです。でも、人生とはリスクをとることでしょ?

私のすることは何でも注目を浴びる。規模はどうであれ、バカげたことも、すばらしいことも、いずれにしてもね。だから、今回も注目されるといいわ。

陸軍大将、ウェズリー・クラークを支持しています。“著名人”としてばかりでなく、アメリカ市民、そして母親としても。私の子供たちが私と同じ機会を持って育って行けるようにしたいのです。世界で何が起こっているか知り、世界を安全に旅行し、また、誇りを持つことができるように――。皆さんもいっしょに参加して下さい。

この書簡を書いたのは、子供たちの未来が危機にさらされているからです。最大の危機は、テロやイラク、“悪の枢軸”などではありません。最大の危機とは、指導力のなさ、不正直、思いやりの欠如です。米国政府は大局を見ることができません。政府は偏狭すぎます。“自分たちの利益”のことしか頭にありません。現政権は世界をまとめ、戦争しか知らない地域に平和をもたらし、病気が猛威をふるう場所を浄化し、国内外で信じた道に沿って平安に暮らせるようにする、すばらしいチャンスを無駄にしました。現政権はアメリカの偉大な哲学を反映していません。

ですが、ここに一人の大統領候補者がいます。彼は国家が約束を果たし、国民のために尽くせるよう身を捧げています。彼は偉大な軍人であり、尊敬できる外交指導者です。すでに34年間この国に奉仕してきました。頭が良く、善良な人物で、一生懸命働いて現在の地位を築き上げた国家の英雄です。

アメリカン・ドリームの典型です。私は、今まで予備選挙シーズン中に特定の候補者を応援したことはありませんでした。今すぐ彼のサイトを訪問し、候補者としてのウェズリー・クラーク、そして彼のビジョンを知り、皆さんが出来ることを考えて下さい。

私は民主党候補者をすべて見ました。候補者の献身的な態度と国家を愛する心に敬意を払っています。中でも、ウェズリー・クラークを支持します。なぜなら、彼には資質があり、国民が絶対的に必要としている人物で、またビジョンを持っていると思うからです。

アメリカは偉大な約束の国です。私たちアメリカ人は、他に類のない機会を享受しています。ですが、私たちはその機会を当然のことと思っています。私の発言や行動にすべて同意するのは難しいかもしれませんが、貧富、年齢、人種、性的趣向の如何に関わらず、誰もが私と同じような不安、また、変革の必要性を感じていることでしょう。

これまで政治に関わったことがなくとも、参加を考慮して下さい。寛大な心を持って、献身できる時間がある人は、今すぐ立ち上がって下さい。投票に行って下さい。今回は……今回は、必ず。

ウェズリー・クラークは皆さんの支援を求めています。そして、今、私は皆さんにお願いします。

マドンナ

PS:このメッセージを知人に広めてください。

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