ノラ・ジョーンズ、ジェイ・Zらが大チャリティ・プロジェクトに参加

ポスト
大ヒット・チャリティ・ソング「We Are The World」から19年、プロデューサー&ヒットメーカーのクインシー・ジョーンズは新たな大規模チャリティ・キャンペーンを計画している。USA TODAY紙が伝えたところによると、We Are The Futureと題されたコンサート・イベントが、今年5月にローマで開催されるという。コンサートの模様は世界中にテレビ中継される予定。現在のこところ、出演が決まっているアーティストはノラ・ジョーンズジェイ・Z、L.L.クールJ、ジョシュ・グローバン、スティング、ハービー・ハンコック、フアネス。また、'80年代にアフリカの飢餓救済プロジェクト、USA For Africaの中心になったスティーヴィー・ワンダーの名も候補に挙がっている。

プロジェクトの目的は戦争や紛争に苦しむ子供たちを救済すること。主催者側は米国とアラブのネットワークに交渉を持ちかけている。また、提携機関として世界銀行、MIT、ローマの非政府組織グローカルフォーラムが協力する。イベントでは敵対関係にあるパレスチナとイスラエル、フツ族とツチ族、セルビアとクロアチアの子供たちなどが大勢出演し、親睦を深める予定。

クインシーは「エキサイティングなイベントだが、シリアスなんだ。……人々にはエイズや民族紛争の問題に目を向けてもらいたい。今こそ、立ち上がって行動を起こす時だ」と語っている。

7人の子供を持つ彼はまた「We Are The World」の成功から不可能なことはないと感じたという。

「あのように成功すれば、勢いがついて次にはかなり大きなステップが踏める。手を引いたり、慎重になるんじゃなく、恐怖心が遠のいて行くんだ」

米国をはじめ、世界を巻き込む大きなイベントとなりそうなこのプロジェクト。一同を集めたコンサートは5月16日、ローマの大円形競技場で行われる。

T.Kimura
この記事をポスト

この記事の関連情報