マドンナのアイルランド公演に波紋

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マドンナが8月に予定しているアイルランド公演が、地元の人々の反対を受けている。マドンナは、世界ツアーの一環として8月29日(日)にアイルランドのスレーン城でコンサートを開く予定だが、この場所は'84年にボブ・ディランが公演を行なった際、暴動が起きており、地元の人々がコンサート開催に難色を示している。

BBCオンラインによると、'84年のディランのコンサート直後、酔っ払ったファンが地元で暴動を起こしたため、同会場はその後何年もコンサート開催が禁止されていたという。またコンサートが開かれるようになった後も、日曜日ではなく土曜日の開催に限定されていた。

スレーン城の所有者であるヘンリー・マウント・チャールズ卿は、「人々が'84年のことを思い出し不安に思うのはわかる。でもディランが日曜日に演奏したというのに、マドンナがダメというのは納得がいかない」と話している。今回の世界ツアーで、マドンナはアイルランドでは1公演しか行なわない予定。ツアーの日程上、日曜日であるこの日しか空いていないのだという。

地元の司祭は再びトラブルが起きるのを恐れているだけでなく、カトリック教徒の土地で日曜日にコンサートを開くのは「無分別で無神経だ」とマドンナを非難するコメントを発表している。また、地元の人々は高等裁判所にコンサートの差し止めを請求するつもりだという。

Ako Suzuki, London
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