Creative Zen Micro 5GB

ツイート



手にフィットする曲面ボディが美しいZenMicro


クリエイティブメディア


Creative Zen Micro 5GB


オープン(直販価格:税込 2万9800円)


クリエイティブメディア
Tel.03-3256-5577
http://jp.creative.com/


バックライトとボタンだけでなく、本体周囲もぼんやりと光る
「Creative Zen Micro 5GB」(以下、ZenMicro)はその名の通り5GBのハードディスクを内蔵するプレイヤーだ。5GBとは、おおよそ2500曲の曲データを記録できる大きさだ。ZenMicroの特徴はやはりそのルックスだろう。背面の艶のあるホワイトパネルは高級な陶器のようで質感が高いし、前面は操作用のタッチパッドが直線的に仕切られていて未来的だ。電源を入れると本体の周辺部とボタンが青く光るという演出もクールで、つい見せびらかしたくなってしまう。




ZenMicroに付属するリモコン。シンプルな分、使いやすい
本体前面はすべてタッチパッドになっていて、軽く触れる(タップという)だけで操作が行なえる。また、中央部分はタップとスクロールの両方に対応していて、指を上下にスライドさせると音量調整や表示のスクロールを行なえ、タップすると項目を選択できる。最近、こうしたタッチパッドを採用したプレイヤーも増えてきたが、「感度のちょうどいい」製品はなかなかないのが現状だった。しかし、ZenMicroのタッチパッドはかなり好印象だ。曲リストでも思った位置でぴたっと止められるし、タップの誤認識も感じられなかった。また、サブメニューを表示するボタンや、1つ前の画面に戻すボタンがあるので、迷うことなく素早く操作できるにもいい。
ZenMicroにはリモコンも付属する。リモコンでの操作は、「再生」「停止」などの基本的なものだが、リモコンがあるのと無いのとでは大違いだ。本体をカバンやポケットに入れて持ち歩いているときでも、いちいち本体を取り出さずに操作できる。
ハードディスク内蔵プレイヤーはたくさんの曲が入る一方、聞きたい曲を探す工夫が欲しくなる。ZenMicroでは、アーティストやジャンル、アルバムなどの一覧から選曲できるほか、自動的に選曲してくれる「DJ」という面白い機能もある。ひんぱんに聞く曲や、逆にあまり聴いていない曲を表示させ、その中から選曲することもできるし、ランダムにアルバムを選び出させたりもできるので、いつも新鮮な気分で楽しめそうだ。



ZenMicroにはそれ以外の機能もある。たとえば、パソコンのOutlookと連携して、カレンダーやToDoリスト、アドレス帳などを転送できるので、外出先で予定を確認したりもできるし、買い物リストをZenMicroに入れておくこともできる。もちろんハードディスクとしても利用できるので、学校や会社からデータの移動にも使える。なお、充電用にACアダプタが付属しているが、パソコンとUSBで接続している間も充電できる。これも便利だ。




着脱可能なバッテリー。長期の出張や旅行の時はバッテリーを複数枚持って行くのもいいだろう
FMチューナーを内蔵するのでFMラジオも楽しめるし、内蔵マイクで録音できるのでボイスレコーダーとしても使える。会議などを録音したり、ちょっと思いついたことを防備録として録音しておくなどの使い方なら十分な音質だ。バッテリーは着脱可能で、交換用のバッテリーも発売されている。予備のバッテリーを用意しておけば、外出先で不意の電池切れ、なんていう事態も防げるわけだ。
ZenMicroは音質もよく、イコライザーも充実しているので好きな音で聞ける。デザイン、機能、音質、操作性と、どこから見ても完成度が高い。5GBのプレイヤーとしてはちょっと割高に感じる人もいるかもしれないが、それだけの価値は十分にある製品ではないだろうか。





この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス