スティング、B.アダムスがしゃべるシマウマ映画『レーシング・ストライプス』に曲提供

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3月12日公開の『レーシング・ストライプス』は、大ヒット作『ベイブ』のスタッフが再結集し、動物たちを主役に作り上げたスポ根映画。これが意外にも音楽ファンにも楽しめる魅力的な作品なのだ。主人公はシマウマのストライプス(しましま)。サーカス団に置き去りにされ、農場で育てられたストライプスは、自主トレを積み、サラブレッドに混じって競馬のレースに挑戦しようとする。しかし、「シマウマにレースは無理だ」と言われて挫折し、仲間の動物たちに励まされて……というスポ根ものの王道を行くストーリー展開。

もちろん、『ベイブ』の時と同様、動物も虫もみんな表情豊かにセリフを喋る。声優にはダスティン・ホフマンやウーピー・ゴールドバーグといった大御所に混じって、ヒロインの白馬サンディにマンディ・ムーア、怠け者のハウンド犬ライトニングにスヌープ・ドッグが参加。また、日本語吹替え版では、ストライプスを田中麗奈、サンディを島谷ひとみが担当している。

テーマ曲を手掛けたのも音楽界の大物だ。スティングが「Taking The Inside Rail」、ブライアン・アダムスが「It Ain't Over Yet」というオリジナル曲を、各々この映画をイメージして作り、提供している。そして、一番楽しいのが、ストライプスを励ますハエのラッパー兄弟、バズ&スカズによるスペシャルなカヴァー曲の数々。シマウマの黒白の模様の上で「Ebony And Ivory」を歌ったり、ヒップホップ・ヴァージョンの「Walk This Way」でクライマックスを盛り上げたり。声を担当したスティーヴ・ハーヴェイとデヴィッド・スペードは、どちらもラッパーが本業ではないはずだが、見事なコンビネーションの芸を披露している。

原 令美/イーフィールズ
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