中川敬、約4年ぶりの最新アルバム『ロロサエ・モナムール』を語る

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NEW ALBUM

『ロロサエ・モナムール』
SF-067 \ 3,150(税込)
2005年7月20日発売

1 神頼みより安上がり
2 アル・ファジュル <夜明け>
3 松葉杖の男
4 ひかり
5 酒と共に去りぬ
6 パンチドランカーの夢
7 アル・ファジュル・フローズン・ブラス(インスト)
8 見世物小屋から愛を込めて <もしくは、セレブリティの秘かな愉しみ>
9 不死身のポンコツ車
10 零年エレジー
11 最前線ララバイ
12 無防備な女の子とドタ靴の俺
13 完璧な朝 <ア・ルータ・コンティヌーア!>
14 星降る島 <オーマルシーラ・オーウルシーラ>


MESSAGE

今回インタヴューに答えてくれた中川さんからメッセージ映像が届きました!

画像をクリック!

──『ロロサエ・モナムール』の最初と最後には、子供の声が入ってるね。

中川敬(以下、中川):あれは東チモールの子供達の声。

──最後の「星降る島~オーマルシーラ・オーウルシーラ」は、その東チモールの人 が書いた曲のカヴァーということだけど。

中川:うん。俺達はアレックスって呼んでるけど、元山岳ゲリラで武器を持っていたやつで……でもまだ20代後半ぐらい。

──今は何をやってる人?

中川:元々ギターが好きで。アコースティック・ギター。で、東チモールという国には、日本でいうシンガー・ソングライターとか、ライヴハウスとか、CD作ってお金を取るとか、そういう文化が無いから、自分でガンガン曲を作って、村の子供達といっしょに音楽で遊んだり、楽器を教えたりしてる。

──そのアレックス達の声は、どうやって入れたの?

中川:映像から抜き出した。俺らを東チモールに連れていった環音(わおん /http://www.pc-lifeboat.com/waon/)っていうNGOをやっている広田(奈津子)さんは、映画を作るために東チモールにしょっちゅう行っている。 それでおさえてきた膨大な量の映像があってね。一応東チモールの、その村の人たちに、使っていいかどうか確認だけはしてもらった。なんか文化人類学者が、フィールドワークで搾取するみたいなのはイヤやから(笑)。すごく喜んでくれてるらしいけど。

──アレンジのせいもあるかも知れないけど、カヴァーというより完全にユニオンの曲になってるなと思った。

中川:初めに聞かせてもらった時に「これはやらなあかんな」と思ったよ。アレンジもすぐに“見えた”しね。

──実はジゲン、コーキのリズム隊になってから、スタジオ・レコーディングのフル・アルバムとしては、これが初めてだよね。つまり現体制のソウル・フラワーとしては、 初めてのフル・アルバム。

中川:ライヴをやってるメンバーで丸々フル・アルバムを録ったっていうのは、実は『エレクトロ・アジール・バップ』以来。……そうやって考えたら9年ぶりやね。今気付いた!  とにかく今回は2枚組になってもいいっていうくらいのノリやった。バンドの状態 がすごく良いし、録れる限り録りたいなと思った。

──今のバンドの演奏をたっぷり聴かせたいって感じ?

中川:それもあったし、気分やけど、ミニ・アルバム的なもんが続いてたやん? だから過剰なもん出したいなっていうのがあった。うちのアルバムって今までは長くても55分くらいやから、今回は一番長いよ。70分弱ある。『メイン・ストリートのなら ず者』(ローリング・ストーンズ)とか『ホワイト・アルバム』(ビートルズ)とか、 『ブロンド・オン・ブロンド』(ボブ・ディラン)みたいに、真剣に聞くと言うよりは、だら~っと聞ける、長篇の名作アルバムが好きでね。

──曲調はいろいろあるよね。

中川
:結果的にこうなったよね。でも、今回はだいぶ統一感があると思うよ。昔から、いろいろな曲調があっても統一感のあるものを作りたいと思ってて。でも、どうしても一曲一曲が単独、というかシングル寄せ集め風になっちゃうような傾向があった。必死で作りましたって感じのね(笑)。そういう意味では、より野望に近づいてきている(笑)。

──つまり今回は、バンドの状態が良いから出るべくして出た久々のフル・アルバムである、と。

中川:それと、いろいろな出会いがこの数年間にあって、それをちゃんと誠実に刻印しておこうっていう意識は強くあった。俺、日記書かないし(笑)。楽曲にちゃんと刻印しようと。一人一人が主役なんやって意識が、以前よりも強くなってる。一人カリスマがいて引っ張っていくみたいな、そんな社会はもうゴメン。


★インタヴュー後半はこちらから>>>GO!
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