速さに唖然…話題のGoogle製ブラウザ「Google Chrome」を使ってみた

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話題のGoogle製ブラウザ、「Google Chrome」のベータ版が公開された。とりあえず使ってみたのだが…表示がメチャメチャ速いのだ。

「Google Chrome」には、「WebKit」と呼ばれる、Appleが主導して開発してきたHTML描画エンジンと「Gears」というGoogle独自の技術が組み込まれているという(「WebKit」はMacやiPhoneなどのブラウザ「Safari」に採用されている)。また、JavaScriptの動作を高速にするために「V8」という技術も搭載。まさに速さにこだわったブラウザという印象だ。

デザインはいたってシンプル。タブブラウザで、各タブは「サンドボックス」として独立。1つのタブがクラッシュしてもほかに影響が出ないようになっているという。対応は、Windows Vista/XP。現段階ではMac/Linuxには非対応。

というわけで、ダウンロードページから「Google Chrome」をダウンロードし、インストールしてみた。作業は複雑ではないので、誰でもインストールまでたどり着けるはず。

まず最初に開かれるのは、空白の新規タブ。ただしブラウザを使っていくうちに、ここに頻繁に訪れるページへのリンクが現れるようだ。画面構成は非常にシンプル。上部にはアドレスバーがあり、このアドレスバーにはURLはもちろんのこと、検索ワードを入れるとそのままGoogleで検索して結果を表示してくれる。また、アドレスバーの右側にはページやセッティングのメニューを呼び出すアイコンがある。

早速試しにBARKS(https://www.barks.jp/)にアクセスをしてみる。すると、瞬時にTOPページが表示された。これは速い、速すぎる。

次に、BARKSのページの中でも重たいページの部類に入る「コミュニティ」ページ(https://www.barks.jp/users/)がどのくらいで表示されるかを計測。すると、「Google Chrome」だと約1秒で全部が表示された。ちなみに、同じページをWindowsで標準仕様となっているInternet Explorer 7で開いてみたところ、すべて表示されるまで4秒。つまり、「Google Chrome」の描画の速さは、IE7の約4倍ということに!?

いくつか別のサイトにもアクセスしてみたが、ページが特に崩れているようなところもなく、表示は問題なさそう。画面もシンプル。そしてページの描画速度は申し分なく、さらにブラウザの起動速度も速い。履歴を残さないでWebブラウズができる「シークレット モード」なる機能もついていたりと、使い勝手はかなりよいといえそうだ。

ブラウザでストレスを感じていた人も、この「Google Chrome」ならきっと満足の体感速度を得られるはず。IEやFirefoxからどのくらい乗り換えるユーザーが出てくるか、興味深いところだ。

Google Chrome (BETA) for Windows(ダウンロード、インストールは自己責任で!)
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