シーヴス & ライアーズ、クラシックロック・ファンの期待を背負い早くも新作

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レッド・ツェッペリン+ピンク・フロイド+AC/DC…と、70年代のロックテイストを強烈に放ったサウンド『ウェン・ドリームス・ビカム・リアリティー』で2009年8月に日本上陸、こいつはおもろいヤツラが現れたと、クラシック・ロック・ファンの注目を一身に浴びたシーヴス & ライアーズ。

◆「スレイヴィン・アウェイ 」PV映像

サンディエゴ出身のこのパワー・トリオは、『ウェン・ドリームス・ビカム・リアリティー』をアメリカでリリース後、全米を約5ヵ月間かけてSaosinと共にツアーで廻り<Facedown Fest.><Cornerstone Festival>といったフェスにも参加。前作で見せたアグレッシヴかつドラマティック迫る壮大な仕上がりから、彼らの真髄は研ぎ澄まされ、さらにもう一歩前進した。ライヴで叩き上げた腕っ節をそのまま封じ込めるがごとく、構成楽曲はぐっとシンプルになり、図太い8ビートにひたすらシンプルにリフが絡むドライヴィング・サウンドに徹したピュアなロック・アルバムを作り上げた。

前作の日本デビューアルバム・リリースから4ヵ月にして、セカンドアルバム『アメリカン・ロックン・ロール』が誕生、リリースは12月23日である。

デビュー作で十分すぎる位自分たちを表現した彼らはさらに原点に立ち返り、シンプルかつストレートなロック・サウンドをより深く追求。ロンゲでひげにSGのWネックEDS-1275を引っさげて大地を踏みしめるそのサウンドは、ロックとブルースをブレンドしたトルクフルなロックン・ロール。

『アメリカン・ロックン・ロール』にはバラードもなし、コンセプチュアルな大曲もなし。ピンク・フロイドを思わせる楽曲は姿を消した。全10曲、ちょいブギにドライブな感じと、つぼを付くリフのシンプルさと埃っぽいメロディーラインと声質から、ふとグリンゴス・ロコスや後期ザ・カルトを芋づる式に聞きたくなった。

『アメリカン・ロックン・ロール』
2009年12月23日発売
HMCX-1065 \2,500(税込)
01. America Rock‘n ' Roll / アメリカン・ロックン・ロール
02. Let‘s Rock / レッツ・ロック
03. Walking By My Side / ウォーキング・バイ・マイ・サイド
04. Fight Song / ファイト・ソング
05. Till The Walls Fall Down / ティル・ザ・ウォールズ・フォール・ダウン
06. Killed A Man / キルド・ア・マン
07. Promised Land / プロミスド・ランド
08. Revelation / リヴェレイション
09. Prodigal Son / プロディガル・サン
10. Charlie / チャーリー
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