LOVE PSYCEDELICO、ウエストコーストの香り漂う新アルバム『ABBOT KINNEY』徹底インタビュー
NAOKI:それは鋭い。確かによく聴いてたよね。「Hit the road」はレッド・ツェッペリンの3枚目の頃の、民族楽器が入った感じとか、ジョニ・ミッチェルの『BLUE』の頃の、民族音楽の打楽器が入ってくる感じとかがあるし。KUMIはタブラを叩いたよね。
――今回はKUMIさんもたくさん楽器を弾いたんですね。
KUMI:やりました。ペダル・スティールもやったし、マンドリンもやったし、タブラも叩いたし、笛も吹いたし、アコギも弾いたし。1年間というゆとりを持って、じっくり楽器と仲良くなりながら録音する時間があったから。楽器は常にスタジオにいっぱいあって、触ってるから。
NAOKI:楽器と触れ合う1年間でもあったね、今回は。KUMIがアイリッシュ・ホイッスルにハマッちゃって、どの曲にでも入れようとしたりして(笑)。
KUMI:「この曲にはどう?」「いや、いらない」って(笑)。
NAOKI:そういう意味でも楽しかったよね、レコーディングは。
――その楽しさが、聴く人にも伝わるんだと思います。
NAOKI:シーケンスを使ってるような、たとえば「Abbot Kinney」みたいな曲でも、音源モジュールとかソフトシンセとか、いっさい使ってないんですよ。たとえばバスドラムのサンプルがほしい時に「じゃあこの曲に合うバスドラムを録ろう」というところから始まるわけですよ。それだけで3日ぐらいかかったり。普通はサンプルを使って終わってしまうところを、そうすることによって、やっぱり変わるんですよ。音源を使えば1チャンネルだったのが、バスドラムを録るのにマイクを5本立ててステレオ感をちゃんと作って、ていねいに一個一個やっていくことで、すごく変わるので。今回は空気を通ってない音がほとんどないから。
――歌詞のことも聞きたいんですけど、大きく言えばKUMIさんはずっと愛の歌を歌ってきてると思うんですが、さらにシンプルに、ダイレクトな表現が増えてきてると思います。
KUMI:そうだね。よりシンプルに、日常感あふれる言葉を使って、歌詞の世界観も…。
NAOKI:そんなにオーバーなことは歌ってない。
――今でも鮮明に覚えてるんですけど、デビューの頃にお二人にお会いした時に、「今の時代に本気でラヴ&ピースを掲げたい」というようなことを言ったんですよ。
NAOKI:若かったのう(笑)。
KUMI:うん、それは全然変わらない。
――変わらないですよね。その上で、表現の仕方がより軽やかになってきてるというか。
KUMI:そうだね。頑張って理想としてきたことが、本当にリアルに言えるようになってきたのかもしれない。
NAOKI:時代もそういう感じになってきたんじゃない? デビュー当時にそんなことを言うと、「本当にそう思ってるの?」ってよく言われたよね。それに比べたら、時代も少しずつ変わってきてるのかもしれない。
KUMI:そうだとうれしいな。
NAOKI:歌詞も音も、すごい日常的になってきてると思うんですよ。さっきも言ったけど、結局音楽にできることというのは、素敵な日常をプレゼントすることというか。
KUMI:そうだね。日常に入り込むようなものがいいよね。そういう音楽が自分たちも好きだし。
――みなさんもぜひ、聴いて確かめてください。ところでジャケットのモンスター、かわいいですね。どこから出てきたんですか?
KUMI:タイトルが決まった時に、アボット・キニーの道の写真がジャケットになるだろうなと思っていて。私たちはそこに道だけじゃないものを感じているから、それをモンスターの形にして。
NAOKI:アボット・キニーにぜひ行ってみてください。心の目で見ると、彼らがいますから。
――(笑)。モンスターだけど、いい奴らっぽいですね。いい魔法が使えるみたいな。
KUMI:うん、いい奴ら。日常をウキウキさせてくれるような精霊たちだね。
『ABBOT KINNEY』2010.01.13 Release
アルバム / VICL-63480
\3,045(tax in)
<LOVE PSYCHEDELICO 2010 “ABBOT KINNEY”CONCERT TOUR>開催決定。6月からLOVE PSYCHEDELICOのツアーが決定。それに伴い、1月9日からFC「WE LOVE PSYCHEDELICO」でチケット先行予約開始。
<LOVE PSYCHEDELICO 2010 “ABBOT KINNEY”CONCERT TOUR>
6月26日(土) 福岡DRUM-LOGOS
6月27日(日) 広島クラブクアトロ
7月2日(金) なんばHatch
7月3日(土) 名古屋ダイアモンドホール
7月10日(土) 渋谷C.C.Lemon ホール
※受付期間 1月9日(土)12:00 ~1月17日(日)23:00
※ファンクラブ会員1名に付き1会場4枚まで
※会場キャパ人数を超えて申し込みが来た場合抽選を行なう場合あり
◆オフィシャルサイト
◆YouTube公式チャンネル「LOVE PSYCHEDELICOch」
――今回はKUMIさんもたくさん楽器を弾いたんですね。
KUMI:やりました。ペダル・スティールもやったし、マンドリンもやったし、タブラも叩いたし、笛も吹いたし、アコギも弾いたし。1年間というゆとりを持って、じっくり楽器と仲良くなりながら録音する時間があったから。楽器は常にスタジオにいっぱいあって、触ってるから。
NAOKI:楽器と触れ合う1年間でもあったね、今回は。KUMIがアイリッシュ・ホイッスルにハマッちゃって、どの曲にでも入れようとしたりして(笑)。
KUMI:「この曲にはどう?」「いや、いらない」って(笑)。
NAOKI:そういう意味でも楽しかったよね、レコーディングは。
――その楽しさが、聴く人にも伝わるんだと思います。
NAOKI:シーケンスを使ってるような、たとえば「Abbot Kinney」みたいな曲でも、音源モジュールとかソフトシンセとか、いっさい使ってないんですよ。たとえばバスドラムのサンプルがほしい時に「じゃあこの曲に合うバスドラムを録ろう」というところから始まるわけですよ。それだけで3日ぐらいかかったり。普通はサンプルを使って終わってしまうところを、そうすることによって、やっぱり変わるんですよ。音源を使えば1チャンネルだったのが、バスドラムを録るのにマイクを5本立ててステレオ感をちゃんと作って、ていねいに一個一個やっていくことで、すごく変わるので。今回は空気を通ってない音がほとんどないから。
――歌詞のことも聞きたいんですけど、大きく言えばKUMIさんはずっと愛の歌を歌ってきてると思うんですが、さらにシンプルに、ダイレクトな表現が増えてきてると思います。
KUMI:そうだね。よりシンプルに、日常感あふれる言葉を使って、歌詞の世界観も…。
NAOKI:そんなにオーバーなことは歌ってない。
――今でも鮮明に覚えてるんですけど、デビューの頃にお二人にお会いした時に、「今の時代に本気でラヴ&ピースを掲げたい」というようなことを言ったんですよ。
NAOKI:若かったのう(笑)。
KUMI:うん、それは全然変わらない。
――変わらないですよね。その上で、表現の仕方がより軽やかになってきてるというか。
KUMI:そうだね。頑張って理想としてきたことが、本当にリアルに言えるようになってきたのかもしれない。
NAOKI:時代もそういう感じになってきたんじゃない? デビュー当時にそんなことを言うと、「本当にそう思ってるの?」ってよく言われたよね。それに比べたら、時代も少しずつ変わってきてるのかもしれない。
KUMI:そうだとうれしいな。
NAOKI:歌詞も音も、すごい日常的になってきてると思うんですよ。さっきも言ったけど、結局音楽にできることというのは、素敵な日常をプレゼントすることというか。
KUMI:そうだね。日常に入り込むようなものがいいよね。そういう音楽が自分たちも好きだし。
――みなさんもぜひ、聴いて確かめてください。ところでジャケットのモンスター、かわいいですね。どこから出てきたんですか?
KUMI:タイトルが決まった時に、アボット・キニーの道の写真がジャケットになるだろうなと思っていて。私たちはそこに道だけじゃないものを感じているから、それをモンスターの形にして。
NAOKI:アボット・キニーにぜひ行ってみてください。心の目で見ると、彼らがいますから。
――(笑)。モンスターだけど、いい奴らっぽいですね。いい魔法が使えるみたいな。
KUMI:うん、いい奴ら。日常をウキウキさせてくれるような精霊たちだね。
『ABBOT KINNEY』2010.01.13 Release
アルバム / VICL-63480
\3,045(tax in)
<LOVE PSYCHEDELICO 2010 “ABBOT KINNEY”CONCERT TOUR>開催決定。6月からLOVE PSYCHEDELICOのツアーが決定。それに伴い、1月9日からFC「WE LOVE PSYCHEDELICO」でチケット先行予約開始。
<LOVE PSYCHEDELICO 2010 “ABBOT KINNEY”CONCERT TOUR>
6月26日(土) 福岡DRUM-LOGOS
6月27日(日) 広島クラブクアトロ
7月2日(金) なんばHatch
7月3日(土) 名古屋ダイアモンドホール
7月10日(土) 渋谷C.C.Lemon ホール
※受付期間 1月9日(土)12:00 ~1月17日(日)23:00
※ファンクラブ会員1名に付き1会場4枚まで
※会場キャパ人数を超えて申し込みが来た場合抽選を行なう場合あり
◆オフィシャルサイト
◆YouTube公式チャンネル「LOVE PSYCHEDELICOch」
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