ブロークン・ソーシャル・シーン、ファン制作の刺激的なビデオを公認

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ブロークン・ソーシャル・シーンが、ファンが作ったビデオを自らのサイトやYoutubeに公開、話題となっている。

◆「Meet Me In The Basement」ミュージックビデオ映像

このビデオは2010年6月に行なわれたG20トロント・サミットに関する内容と見られており、バンドから公式に以下のコメントが発表されている。

「このビデオは2010年6月にトロントで行なわれたG20サミットへの回答として作成されました。このビデオは私たちの音楽を愛してくれる匿名のファン自らが作り送られてきました。私たちはこのビデオを皆さんと共有することに誇りを感じています」

世界の状況を様々なニュース・フィルムで編集し表現。数え切れないほどの写真と動画が使用され、世界の情勢をものすごいスピードで映し出している、そのBGMにブロークンの新作アルバム『フォギブネス・ロック・レコード』の9曲目に収録されている「ミート・ミー・イン・ザ・ベイスメント」を使用。

この曲はライブでとても盛り上がりを見せそうなスケール感溢れる雄大な作品ではあるが、シングル・カットされている楽曲ではない。アルバムからのシングルはアルバム4曲目の「Forced to Love」であり、実はそのプロモーション・ビデオはすでに完成しているとのことなのだが、それよりも優先して「ミート・ミー・イン・ザ・ベイスメント」のビデオが公開された状況だ。

人間の愚かさ、争うことの不毛さをひしひしと感じさせるこの映像は、人類はいったい何をしているんだ…という虚無感すら感じさせてしまうほどの、刺激的で強い主張を持った作品となった。

そんなブロークン・ソーシャル・シーンだが、来日を控えこれまでの作品の一挙発売、そしてフジロックではレッド・マーキーのヘッドライナー(7月30日)…と、大変なお祭り騒ぎとなることだろう。お楽しみに。

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