世界中のディナー・パーティーががらりと変わる、ロッド・スチュワートの最新作

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ロッド・スチュワートの『ザ・グレイト・アメリカン・ソングブックVol.5』が、11月3日にリリースとなる。シリーズ・トータル・セールス1700万枚以上を誇る人気カヴァー・アルバム・シリーズの最新作だ。

◆ロッド・スチュワート画像

ロッド・スチュワートにとって長年の夢であったアメリカのスタンダード・ナンバーを歌うこのカヴァー集は、2002年の第1弾リリース以来、すべてが全米アルバム・チャートのトップ5を記録しているという大人気にして定番のアルバムだ。これまで6枚の作品がリリースされているが、前2作がロックとソウルに限定した番外編的な作品だったことを考えると、いわゆるオリジナルの『ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック』への回帰は約5年ぶりとなるもの。

長年のコラボレーターであるクライヴ・デイヴィスとリチャード・ペリーによるプロデュースもここに復活しており、アルバムのコ・プロデューサー兼ソニー・ミュージック・エンターテイメントのチーフ・クリエイティヴ・オフィサーであるクライヴ・デイヴィスは、「間違いなくシリーズ最高傑作と呼べる作品だろう。このアルバムでは、これまでのソングブック・シリーズに新たな要素を取り入れている。これを聴いたら、きっと踊りださずにはいられないだろう…これで世界中のディナー・パーティーはがらりと変わりますよ」と、その作品への満足度は並ならぬものがあるようだ。

この最新アルバム『Vol.5』は、コール・ポーターやジョニー・マーサーといった多くの偉大な作曲家/編曲家たちによって書かれた1920~50年代の名曲を中心に編成されている。「偶然出会った退役兵の老人に、古き良き時代の音楽を蘇らせてくれ!と言われたことがきっかけとなった」とロッド・スチュワートは語っているが、アルバム収録曲の中で唯一時代背景の異なる楽曲がある。それがアルバム12曲目に収録されている1960年代の名曲「ムーン・リヴァー」だ。

「妻がこの曲の大ファンなんだ。だから僕はアルバムに必ず収録したいと言ったけど、当初レーベルは“今作のコンセプトに合わない”という理由で収録を反対した。そこで僕はレーベルにこう言ってやったよ、“妊娠したばかりの僕の妻を悲しませたいなら、勝手にしろ!”ってね。結局は彼らが折れて、収録を承諾したんだ。その後、初めて僕の歌う「ムーン・リヴァー」を聴かせた時、彼女は感動で涙が止まらなかったんだよ」──ロッド・スチュワート

アルバムには、「ムーン・リヴァー」をはじめ、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」「愚かなり我が心」など不朽の名曲が多数収録され、これまでのシリーズに比べアップテンポな仕上がりになっている。10月19日にリリースを迎えたアメリカでは、初回出荷25万枚を突破しており、過去作同様に全米アルバム・チャートの上位ランクインが期待されているところだ。

『ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック Vol.5』
2010年11月3日(水)発売
SICP 2906 \2,520(tax-in)
1.ザット・オールド・ブラック・マジック
2.ビヨンド・ザ・シー
3.あなたはしっかり私のもの
4.縁は異なもの
5.アイ・ゲット・ア・キック・アウト・オブ・ユー
6.アイヴ・ガット・ザ・ワールド・オン・ア・ストリング
7.ラヴ・ミー・オア・リーヴ・ミー
8.愚かなり我が心
9.セプテンバー・イン・ザ・レイン
10.フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
11.明るい表通りで
12.ムーン・リヴァー
13.ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ※国内盤ボーナス・トラック

◆ロッド・スチュワート・オフィシャルサイト
◆Gyao!ロッド・スチュワート動画
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