カサビアン『ヴェロキラプトル!』、恐竜博で咆える

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2011年8月8日(月)、カサビアンの新作『ヴェロキラプトル!』試聴イベントが開催された。約1億5千万年前の白亜紀に生息していたという恐竜の一種の名前を冠した新作タイトルにちなみ、イベント会場は国立科学博物館「恐竜博2011」だ。

◆『ヴェロキラプトル!』試聴イベント画像

トムとサージが、本国イギリスから『ヴェロキラプトル!』の音源を持ち込み、来場。ティラノサウルスやトリケラトプスをはじめ、数々の最新研究を反映した世界初公開の全身復元骨格、化石、標本が鎮座する中、招待者のみ約100名に初公開された新作『ヴェロキラプトル!』収録曲が会場に鳴り響いた。

2009年のサマーソニック以来となる日本に対して、「デビュー以来ずっと応援してくれる最高のファンがたくさんいてくれる日本は大好きなんだ。だから戻ってこれて最高」というメッセージでイベントはスタートした。

ヴェロキラプトルという恐竜に関し、「知能が高く、集団で行動してギャング的に相手と対する。そういったところがバンド活動と似ている」と語りつつも、それをタイトルにしたことに関しては「昔から恐竜が好きだし、ラテン語からきていると言われる響きが好きなんだ。“!”をつけているのはみんなに叫んでほしいから」といたってシンプルな理由を語った。インパクトがあって、他にはないタイトルをつけられたことに十分満足しているようだ。

また、「前作までやってきたことを単に繰り返さず、これまでを包括して、“歌”をフィーチャーしたものをつくりたかったんだ。最高の曲をサージがつくってくれたよ。制作過程も凄く楽しかったし、ずっと手応えを感じてたんだ。だから期待してほしい」とトムが語ると、サージは「心から誇りに思える“傑作”と言える作品がつくれたことに満足している。早くライブがしたい」と語り、「全部聴いてほしいから1曲だけを選ぶのはとても困難」としながらも、トムは「ムーディーなスタートから徐々に盛り上がっていく展開とサージのボーカルが素晴らしい」という「アシッド・ターキッシュ・バス(シェルター・フロム・ザ・ストーム)」を、サージは2011年、バンドはこうあるべき。すべてが象徴されているという1stシングル「デイズ・アー・フォーガットゥン」をお気に入りの曲として挙げてくれた。

「残念ながら2011年のサマーソニックは出れないけど、2011年の後半からツアーをスタートして、2012年1月には日本にも新作のツアーで戻ってくる予定だから、それまで期待して待ってて欲しい」と嬉しいメッセージを残してイベントは無事終了となった。

間もなく、1stシングル「デイズ・アー・フォーガットゥン」のビデオクリップや、アルバムのアートワークなども公開になるだろう。『ヴェロキラプトル!』が咆哮するのも、もうまもなく。

写真:堀田芳香(Yoshika Horita)

『ヴェロキラプトル!』
2011年9月21日発売
初回生産限定盤[CD+DVD] \3,570(税込) SICP3272-3
通常盤[1CD] \2,310 SICP3274
※初回生産限定盤: 22曲/120分に及ぶフル・ライブDVD付盤
※日本盤限定ボーナス・トラック3曲収録
※初回のみ特典封入

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