サミー・ヘイガー「ヴァン・ヘイレンの新曲、全然よくない」

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オリジナル・ヴォーカリストのデイヴィッド・リー・ロスと一緒にニュー・アルバムを制作したヴァン・ヘイレン。元ヴォーカリストのサミー・ヘイガーが彼らのリユニオン、先日公開された新曲「Tattoo」について語った。

Cack Blabbath(Cackblabbath.co.uk)のインタビューで、「ヴァン・ヘイレンのリユニオンについてどう思うか? ビッグ・バンドが再結成するのは音楽のためかお金のためか?」と問われた彼は、こう答えた。「誰が何をしようが、俺はその理由をあれこれ考えるつもりはない。でも、彼らはずっと待ってたし、それほどファンに親切なわけでも昔ほどビッグなわけでもない…」

「俺がバンドにいたとき、よくもめてたんだ。俺は、ベスト盤をやりたくなかったから追い出されたんだよ。俺は“なんでだよ、俺らは世界で最もでかいバンドじゃないか。俺が入ってから出したアルバムは全部、No.1になっている。世界中のアリーナをソールド・アウトした。なのに、なんで前と同じアルバムを売りたいなんて考えるんだ? それに2つ新曲を入れる? なんでファンに対してそんなことしたがるんだ?”って言ったんだ。彼らは当時、金のためにやりたがってたんだよ。新しいマネージャーが来て、何もしないで大金が作れるって思ったんだ。俺は“俺たち、すでに大金を持っている。それなのに、なんでこんなことやるんだ?”って言ったのさ。俺らは本当にそんなことやる必要はなかった。そして、これがバンド内で問題になったんだ」

「なんで、いま彼らがやってるのか、俺にその理由はわからない。でもまあ、そろそろそういう時なんだろ。個人的には、彼らがこの前リリースしたもの――俺が見たもの聴いたもの――は、ちっともいいと思わない。もっとよくていいはずだ。でもまあ、これが現実だ。少なくとも彼らはリユニオンしたし、少なくとも何かを出した。俺が言えるのはそれだけだ。幸運を祈るよ。でも俺は、もっと期待してた」

サミー・ヘイガーは1985年にデイヴィッド・リー・ロスが脱退後、ヴァン・ヘイレンに加入。1996年に脱退した。

再びデイヴィッド・リー・ロスをフロントマンに迎えたヴァン・ヘイレンは来月、ニュー・アルバム『The Different Kind Of Truth』をリリースする。ロスとのアルバムは『1984』(1984年)以来28年ぶりとなる。

Ako Suzuki, London
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