【ライブレポート】YU-A、ファンに届けた感謝「私は幸せ者だ」

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ダウンテンポへと一転した中盤、母への想いを綴った名曲「ごめんね、ママ」、“憂鬱な時間が多かったんだ”と想いを巡らせた「青春ショー」、そのまま若かりし頃の回想と共に「one love」で青春時代特有の甘酸っぱい時間を共有した。

ここでようやくゆっくりと口を開いたYU-Aは、「これまで歌とダンスしかしてこなかった、他に何もできないダメダメな私。そんな私を愛してくれるYU-ANISTA(YU-Aのファン達)のみんなにいつも助けられてる。私は幸せ者だ。」とファンへの感謝を伝えた。

アルバム中、最も等身大で生々しい気持ちが詰められた楽曲「私のすべて」は、バラードながらひときわ熱度の高い歌声を響かせる。アンビエント調の「MISSION my DUTY」で精神世界へと導くと、ドラム×ギターのエネルギッシュなインストタイムに突入。あいにゃんと共にタキシード姿に衣装チェンジして再登場したYU-Aは、勢いそのままに「UNLOCK」、さらにダンスパートへと突入するとステッキを浮かせるトリッキーなパフォーマンスで観客を驚かせた。アップビートをキープしながらの「Ah Yeah!」、熱気溢れるフロアへウォーターガンをまき散らした「Flavor」、むかつくビッチに中指立てた「I hate you」まで息つく暇もなく駆け抜けた。

アンコールで、暗転&スポットライトの中披露したのはソロデビュー時の代表曲「願い」。デビュー当時に歌ったものとはまた違う、アーティストとしての軌跡も噛み締めるような幻想的な趣きを放った1曲となった。次に選んだのはカヴァー曲「Can’t Take My Eyes Off You」。そしていよいよ本当のラスト「YU-ANISTA」へ。その場にいた全員との一体感を感じさせ、改めて仲間との歩みを強く心に刻むような歌声だった。

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