ポール・マッカートニー、「ブラックバード」誕生のきっかけとなった女性たちと対面

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ポール・マッカートニーが土曜日(4月30日)、米アーカンソー州ノース・リトルロックで開いた公演のバックステージで、ザ・ビートルズの曲「Brackbird」(1968年)のインスピレーションとなった女性たちと対面した。

◆ポール・マッカートニー画像

この2人の女性、セルマ・マザーシェッドさんとエリザベス・エックフォードさんは、1957年に同地で起きた人種差別問題、リトルロック高校事件で公民権運動のシンボルとなったLittle Rock Nine(リトルロックの9人)のメンバーだった。白人と黒人が同じ学校に通うことが認められたものの、多くの白人がそれを拒否し、敵意をむき出しにする中、リトルロック・セントラル高校へ登校するのをあきらめなかった黒人学生9人の中の2人だった。

ポールは、彼女たちと撮影した写真をTwitterに投稿し、「公民権運動のパイオニアで、ブラックバードのインスピレーションでもあるリトル・ロック・ナインの2人と会えるなんて、素晴らしいことだ」とコメントした。

この夜の公演では、その「Blackbird」もパフォーマンスされた。ポールは曲を演奏する際、「60年代、公民権をめぐりたくさんのトラブルがあった。とくに、ここリトルロックでは。僕らは英国でそれを知った。ここは僕らにとって本当に大切な場所なんだ。僕にとっては、こここそが公民権(運動)が始まった場所だから。なにが起きているのかを知り、大変な思いをしている人達に同情していた。そして、僕は曲を作りたいと思ったんだ。もし、こういった問題を経験している人達の元に届いたら、少しでも助けになるかもしれないって。それが次の曲だ」と、話したという。

Ako Suzuki
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