【音踊人 38】ステージもフロアも全員が主役!前代未聞のオメでたいコアバンド「オメでたい頭でなにより」(つかさ かなで)

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日本にロックバンドは山ほど存在する。でもこんなオメでたい奴らは日本中どこを探しても居ないだろうーー。皆さんは「オメでたい頭でなにより」というバンドをご存じだろうか。

2016年12月3日(土)、4日(日)幕張メッセで行われ大盛況のうちに幕を閉じた<骸骨祭り>。初日のWHITE STAGEトップバッターを務めたバンドが、この「オメでたい頭でなにより」(以下、「オメでた」)である。個々のキャリアは長いが、バンド結成はわずか3ヶ月。そんなオメでたいバンドが<ROAD TO 骸骨祭り>と銘打ったフェスへの出場権をかけたオーディションで見事1位通過し、5年に一度の祭典、骸骨祭りのトップバッターに抜擢された。オメでたにとって初のフェス出演となり、バンドとしても大きな節目となった。初めてオメでたを知った皆さん、是非この最幸にオメでたいバンド名だけでも覚えて帰ってください!

「オメでたい頭でなにより」は、Vo・赤飯、Gt/Vo・ぽにきんぐだむ、Gt・324(みつよ)、Ba・mao、Dr・ミト充からなる5人編成のオメでたいコアバンド。

遡ること一年前、赤飯がソロ名義でリリースしたベストアルバムを引っ提げたツアーを実施。そのときにサポートとしてこのメンバーが集結した。2016年に入ってからはFML(Free Mosh License)と銘打った対バンイベントも同メンバーで積極的に実施し、着実にその名を広めてきた。8月には赤飯ワンマン<幸暴分裂ツアー〜赤飯の誕生日にかこつけてすげー幸せに暴れられる奴が増えますように的なこと〜>を大阪、名古屋、東京で行い、そのツアーファイナルとなる新宿ReNYにて「オメでたい頭でなにより」というバンド名を正式発表した。

「ボーカル赤飯がやりたいことを具現化するバンド」として動き出したが、ここに至るまで赤飯が本当にやりたいこと、伝えたいことは何か?をメンバー全員で話し合い、時に喧嘩をし、楽曲制作がストップした時もあったという。そして辿り着いた答えが、「一人でも多くの人を笑顔にしたい。みんなで楽しい時間を共有して、笑顔でいたいっていう単純な気持ちが一番。それが、俺の歌う理由」。赤飯は、ライブで繰り返しこの想いをハッキリと言葉にして伝えてくれるようになった。

赤飯のライブでは、昨年行われたツアーから赤飯自身の求めているアプローチが徐々に変化し、それに伴ってフロアのノリ方、暴れ方にも変化があった。客層の変化はどのアーティストでもあることだが、赤飯の見たい景色とフロアの空気が同じベクトルに向かっていった感覚を受けたのがこの一年を通したライブだった。モッシュ、ダイブなど今までそのような暴れ方に慣れていない層や馴染みのない層にとっては、怖い・危ないと思ってしまう声もあった。しかし赤飯は「全員が笑顔で汗だくになれるライブ」を目指し、暴れる層には「思いやりのぶつけ合いをしてほしい」と伝え、慣れていない層には「暴れ方が変わってきてるけど、怪我のないように無理せず楽しんでほしい」と声をかけてくれた。その場にいる全員が楽しめるように、どうしたらそれが実現できるかをそれぞれの視点で考えてくれたように思う。そんな赤飯の想いやライブでの楽しそうな表情を見て、参加する側もそれぞれが楽しみ方を考え、歩み寄って笑顔になれる空間を目指してきた。暴れるメンバーは、自分達が楽しみながらも今まで以上に周囲へ配慮してくれた。慣れていないメンバーも、そういうフロアの空気に合わせて別の楽しみ方があることを知り、サークルやモッシュに混ざっていく人も出てきた。気付けば、そこには汗だくの笑顔がたくさん生まれていた。

これをすれば万人が満足するという正解はないが、一人でも多くの人が楽しいと感じるための要素はたくさんある。ライブには参加してみたいけど雰囲気が解らない、暴れることはできないけど参加したい等、想いは様々だ。オメでたのライブでは8月のツアーから設置された「デリケートゾーン」(暴れない人のためのエリア)も忘れてはならない。大暴れするエリアとゆったり参加するエリアに分けることで、それぞれの楽しみ方へ最大限の配慮が感じられる。「自分に合ったスタイルで参加することで、一緒に楽しい空間を作り出すために協力をしてくれていることになるから」というスタンスだ。何故なら、ここでは参加する全員が主役。それぞれの想いが重なって、知るキッカケが増えて、その数が増えるほど幸せが広がる。それがメンバーの望む「幸せに暴れて、どんどんその輪が広がっていけるように」という想いではないだろうか。

オメでたのライブを初めて見たという方の声で多かったのが、「フロアがみんな楽しそう」というもの。前述のように、その空間をフロアの一人一人が盛り上げ、オメでたい楽しい時間になるように全力である。オメでたというバンドは、赤飯がやりたいことを具現化するだけではなく、関わる人すべてをプラスに巻き込んでくれる。例えば、ぽにきんぐだむの地元凱旋ライブ実施や、冒頭でも触れたフェスへの初出場も然り。赤飯が大学時代の後輩と、お互いのバンドで最幸にかっこいい対バンを行なったり。ずっと音楽というフィールドで続けてきたからこそ味わえる喜びがあるはずだ。

バンドを知るキッカケとして制作された、月1でUPされるMVの数々。監督のナカジマセイト氏のぶっ飛んだアイデアが満載であり、監督を始めとする「チームオメでた」のバンドへの愛がたくさん詰まっている。


オメでた初のMV作品であり、エキストラを募って撮影された第一弾。赤飯の左足に長年取り憑いている生霊(実話)と共存の道を選んだオメでた流・ジャパニーズフェスティバル曲。


あの有名曲をオメでた流にカバー。甘辛ミックスのさくらんぼは、通称「誰でも歌える新曲」。世代を超えたハッピーチューン。


ライブの定番曲。一見コミカルだが、実はメッセージ性の強い曲なのだ。その意味は推して知るべし。


こちらもライブの定番曲。エキストラ参加第二弾。シャリとネタに分かれてぶつかり合う様はまごうことなき寿司である。寿を司る、最幸にオメでたい。

なお、これらの曲はすべてこのアルバムに収録されている。(ライブ会場でも購入可能)
◆アルバム「オメでたい頭でなによりです!」 通販サイト

バンド名でもあり、今後の主題曲となるであろうアルバムのラストを飾る「オメでたい頭でなにより」という楽曲がある。赤飯はこの歌詞の一部を夏のワンマンツアー以降ライブで差し替えて歌うようになった。

『守りたい場所があるのならば』→『守りたい場所はここにあるぜ』。

この一年を通して着地した答えがそこに見えた気がした。ようやく本当の意味で「続けてきたことが結実した」と言っても良いだろう。赤飯がMCで「このご時世にダブルピースですよ!」と笑いながら繰り返し伝える。見渡す限りの笑顔とダブルピース。最幸にオメでたい、大好きな空間である。少しでも気になった人は、是非このオメでたい空間に飛び込んでみてほしい。転んでも差し伸べる手がたくさんあるし、みんなで一緒に作り上げるオメでたい景色を自らの目と耳と心で体感してほしい。

このバンドをを語る上では、もう「インターネット出身」という肩書やカテゴライズは一切不要!私は、その過程をすべて見てきたからこそ、ここに証明したい。たくさんの人に愛され続けるバンドであってほしい。その輪をどんどん増やし、大切なものを見つけ、その手で掴み取ってほしい。きっと自分にできる方法で誰かの何かを動かせるはず。そして、「守りたい場所はここにある」と実感してほしい。

あなたにとって、そうであるように。

【LIVE情報】

<FreeMoshLicense6発目 オメでたい頭でなにより vs un:c>

2016年12月30日(金) 新宿ReNY

<オメでたい頭でなにより 新年1発目 レコ発☀日の出ワンマン”SHOW-GUTS!”>

2017年1月9日(月・祝)渋谷Milkyway
プレイガイド:チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:316-034)
セブンイレブン・サークルK・サンクス・ぴあ店舗にて発売中!

【リリース情報】

両A面ファースト・シングル『SHOW-GUTS/ダルマさんは転ばないっ』

2017年1月1日 元旦 全国のCDショップで予約受付中!

◆オメでたい頭でなにより オフィシャルサイト

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