Carl Martin、ロックギターの栄光の時代のサウンドを実現するオーバードライブ+ブースターペダル「PlexiRanger」

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アナログペダルエフェクトの老舗ブランドCarl Martinから、ロックギターの栄光の時代のオーバードライブサウンドを実現するペダルが登場。「PlexiRanger」(プレキシレンジャー)が12月18日に発売される。

「PlexiRanger」は、ロックギターの栄光の時代といえる1960年代半ばから1970年代半ばに聴かれる、ブリティッシュチューブアンプによるボトムエンドにトレブルブースターを組み合わせたオーバードライブサウンドを実現するペダル。プリゲインブーストチャンネルにオーバードライブゲインチャンネルを追加したユニークなコンビネーションになっており、ロックギターの栄光の時代を再現するだけでなく、幅広いサウンドメイキングが楽しめるペダルとなっている。


1960年代半ばから1970年代半ばに多く見られるセッティングは英国MarshallやVOXアンプ(多くの場合マルチスピーカーキャビネットを備えたモデル)を核としたものだった。当時の最前線のギタリスト、たとえばリッチー・ブラックモアやブライアン・メイなどは、これらのブリティッシュアンプを使ってステージやスタジオで独自のサウンドを追求していた。

彼らはブリティッシュアンプの圧倒的なボトムエンドに対処するためにトレブルブースターを用いることで、ギタートーンにおける高音域を付加し、独自のサウンドをつくり上げた。アンプのセッティングに合わせたトレブルブースターを使うことで、最適なオーバードライブが得られる。当時のDallas社のRangemasterやHornby Skewes社のTreble Boosterといったモデルが、彼らの独自のサウンドに寄与していたことは有名だ。

今回登場の「PlexiRanger」のユニークですばらしい点は、プリゲインチャンネルとオーバードライブチャンネルの2つを単独、または同時に使用できること。プリゲインチャンネルの出力をオーバードライブチャンネルに多く送ることでとてつもない大きなゲインと、まるでバイオリンのようなサステインを実現することが可能。もちろん低いゲイン設定でも効果がある。


▲INPUT、OUTPUTに加え、ブーストチャンネルのオン/オフを外部スイッチャーでコントロールするためのREMOTEジャックを搭載。電源は別売りのACアダプターを使用。

ドライブペダルであり、ステージでも、スタジオワークでもロックギターの栄光の時代のすばらしいギタートーンを再現できるし、独自の特別なトーンを生み出すことができる。その幅広いサウンドはYouTubeで公開されているデモ動画でチェックしてほしい。

なお本ペダルは、Carl Martinの最近のモデルに採用されている特別なDC/DCコンバーターにより、内部では±12V DCで動作しており、優れた音質とヘッドルームを実現している。

製品情報

◆PlexiRanger
価格:オープン(市場実勢価格 18,000円 税別)
発売日:2020年12月18日

<おもな特徴>
BOOSTノブ:最大+15 dBのブースト量を調整(Carl Martinが誇るクリーンブースト)
FREQノブ:トレブルブースターの周波数を設定
RANGEノブ:トレブルブースターのブースト量を調整
LO CUTミニスイッチ:ローカットの設定
1: 少量のローカットをする 2: 大幅ローカットする 0: ローカットをしない
BOOSTフットスイッチ:プリゲインブーストチャンネルのオン/オフ(オンでグリーンLEDが点灯)
※プリゲインブーストチャンネルは独立して動作するので、トレブルブースターとして機能。
GAINノブ:ドライブ量を調整(軽いクランチからフルのオーバードライブまで調整可能)
TONEノブ:ドライブサウンドのトーンを調整
LEVELノブ:エフェクトの全体的な出力レベルを設定
PLEXIフットスイッチ:オーバードライブチャンネルのオン/オフ(オンでレッドLEDが点灯)

INPUTジャック:標準フォーン(TS)入力
OUTPUTジャック:標準フォーン(TS)出力
REMOTEジャック:標準フォーン(TS)
※ブーストチャンネルのオン/オフを外部スイッチャーでのコントロールが可能
9V DCジャック:別売りのACアダプターを接続

入力インピーダンス:1MΩ
出力インピーダンス:200Ω
S/N比:54dB
外形寸法:120 (W)×95 (D)×56 (H)mm
重さ:420g
最大消費電流:100mA
電源: 別売り9V出力ACアダプター (センターマイナス、10mA以上、2.1mm径)
※Vital Audio Power Carrierシリーズを推奨。
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