【インタビュー】HAL (YORKE./OLDCODEX) × Takuya (ex.ヒスブル) × u:zo (ex.RIZE)によるRest of Childhood、本格始動「俺たちの放課後は終わらない」

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元RIZEのu:zoをベーシストに迎え、11月1日に新たなトリオバンドとして本格始動したRest of Childhoodが同日、デジタルシングル「Windmill」をリリースした。OLDCODEXのYORKE.と元Hysteric BlueのTakuyaを中心にバンドを結成したのが2018年。その成り立ちはキャリアを積んだメンバーが組んだとは思えないほどシンプルかつ純粋だ。楽器を手にしたキッズの如く「バンドやろうぜ」とスタジオに入り、お金を出し合って合宿レコーディングを実施、小さなライブハウスから活動をスタートさせた。そんな2人と一緒に音を出した瞬間にロックバンドの原点と初期衝動を肌で感じとり、加入したのがu:zoだ。YORKE.は気持ちを新たにバンドでの名義をHALに変え、第2期Rest of Childhoodが新体制で走り出した。

◆Rest of Childhood 画像 / 動画

そしてリリースされた「Windmill」は、本能のままに疾走しながら3人で出せるはずのない膨大なエネルギーまで放出しているかのようなロックチューン。他人にお任せ的な邪念のないトリオならではのスリリングなサウンドが、どこまでも突き抜けていく仕上がりだ。その楽曲からも、このインタビューからも3人のコンディションの良さが伝わるはず。「バンドは家族で船みたいなもの」と定義するHAL。結成から今に至るまでの道のりを爆笑&心温まるエピソードを混じえてロングインタビューでお届けする。

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■「この曲は星の下でさ」とか
■秘密基地でロマンティックなことを

──Rest of Childhoodの成り立ちからさかのぼってお聞きしたいんですが、始動は2018年ですよね。

HAL:そう。もともとは音楽で新しい表現をしたいっていうところから始まって、いくつか曲を作ってアコースティックギターで弾いて歌ってたんだけど、“ドラムやベースがいたらもっと化学反応が起きそうだな。バンドとかやってみようかな”ぐらいな感じですよね。かといってその時はメンバーのアテがあったわけではなかったんだけど。Takuyaは以前、OLDCODEXのサポートで叩いてもらったことがあって。

Takuya:確か5年ぐらい前だよね。(OLDCODEXのサポートドラムの)Ryoとは友達なんですが、彼のスケジュールが合わなかった時にピンチヒッターで叩いたのが馴れ初めで。ライブを客として観に行ったことはあったんだけど、そこで初めてしゃべって。


▲HAL (G&Vo)

HAL:そうそう。ただ、その時はそんなにしゃべってなくて、のちにリアルにしゃべったんだよね。

Takuya:うん。「バンドやりたい」ってYORKE.が言ってて。

HAL:いろんな人に「バンドやろうかな」とは言ってたんだけど、いわゆるメンバーが集まって「やろうぜ」っていうバンドはやったことがないから、やり方がわからなかった。やるなら、肩組んで家族になれるような人とやりたいと思ってたんだけど、Takuyaに曲を聴いてもらったら二つ返事だった。

Takuya:曲がめっちゃ来るやんって。

HAL:そう言ってくれたのがすごく嬉しかったし、なんか小学校のクラスメートとしゃべってる感じで。

Takuya&u:zo:はははは。

HAL:“秘密基地作ろう。穴掘るところから一緒にやろうか”っていう感じ。で、Takuyaに「ベースどうする?」って言われて、OLDCODEXのローディをやってくれてたKAZは以前、バンドでベースを弾いてたから、「いつか一緒にやろうよ」みたいな話をしていたんだよね。それで、「いるんだよね、実は」ってTakuyaに言って。そこにギタリストのSCHONも加わり、4人でスタジオに入って始まったんですよね。

──最初からスリーピースバンドをやりたくて始めたわけではないんですね。

HAL:編成は具体的に考えてなかったかもしれない。

──なるほど。Takuyaさんが初めてHALさんの曲を聴いた時期は?

HAL:2017年ぐらいかな。

Takuya:スタジオの待合室で。ボイスメモだっけ?

HAL:iPhoneで録ったやつ。

Takuya:アコギの弾き語りだった。

HAL:曲の世界観とか話したね。「この曲は星の下でさ」とか秘密基地で話すようなロマンティックなことを言ったと思う。


▲Takuya (Dr&Cho)

──Takuyaさんが一緒にやりたいと思った決め手は曲もあったと思うけれど、人柄もありましたか?

Takuya:大らかで包容力がある人柄はもちろんだけど、歌った時の声ですね。以前から仕事帰りの車の中でYORKE.がパーソナリティのラジオ番組(TOKYO FM『Garden Gate』)をよく聴いていたこともあって、しゃべってる時の低音ボイスも好きだったんですよ。弾き語りの曲調はフォーキーなんだけど、声にエモさがあってメロディもキャッチーで歌謡曲っぽさも感じて、オンリーワンだって。しかも奇抜なオンリーワンじゃなく、みんなが大好きなオンリーワンだぞって。それで「早くやろうよ」と。

HAL:前のめりだったね。だから、Takuyaがバンドにしてくれた面はあるかもしれない。

──ホントに少年みたいなモードで始まったんですね。

HAL:めちゃめちゃそんな感じ。

Takuya:本人も「絵筆をギターに持ち替えて」みたいなこと言ってたけど、ギター&ボーカルとしてイチから始まる感じだったね。

HAL:エレキギター弾いたことなかったし。

──そうでしたっけ?

HAL:前は嫌いだったの。アコースティックギターって歌みたいな感じで弾けば鳴って、裸で勝負してる感じが好きなんだけど、エレキギターって音が鳴らないじゃん、ペラペラしてて。

──アンプにつなげばいいと思いますけど(笑)。

HAL:ははは! で、SCHONがギター選んでくれるところから始まって。

Takuya:コーチングしてくれてね。

HAL:最初は変なギターが欲しいって言ってたんだけど。

u:zo:変形ギター?

HAL:昔のアメ車みたいな色のモズライトとか。でも、SCHONに「それなりのクセがあるギターだ」って言われて弾いてみたら、うまく弾けなかった。好きなバンドはたくさんいるけど、中でもトニー・スライ(No Use For A Name)がひっかかってたから「じゃあ、レスポールじゃん」ってことになって。で、知り合いのギター博士みたいな職人さんに「レスポールならいいのあるよ」って言われて。博士がそう言うなら間違いないって買ったんだけど、届いたのが金色で「えーっ!? 黒がよかったー」って(笑)。ただ、弾いたら音は良かったんですよ。

Takuya:ゴールドトップは音がいいから。

HAL:だからシール貼りまくって。

──ペイントもしてますよね。派手なレスポールだなと思いました(笑)。

HAL:子供のオモチャみたいな。


▲u:zo (B&Cho)

──メンバーも揃ったし、曲をどんどん作ったんですか?

HAL:いや、最初は4曲しかなかった。

Takuya:バンド組んで最初にしたことが車を買うっていう。

HAL:まず機材車を買って「行くぞ!」と(笑)。レコーディングと言えば合宿だなと思ったんだけど、資金がないから4人で10万ずつ出し合って、東京の大塚で合宿したんですよ。

──完全にバンドキッズのノリですね。

HAL:民泊で部屋をとってね。

Takuya:全員家に帰れる距離なのに(笑)。大塚のスタジオペンタのデイパック(12時〜20時)で音を出して。

u:zo:高校生ノリだ(笑)。

Takuya:実際、僕らの隣のスタジオは高校生だった(笑)。

HAL:ちょうどペンタのアニバーサリーでキャンペーンやってて、カード引いて当たったらノベルティグッズがもらえるんだけど、3日連続で当たって。

u:zo:そのノリも高校生だね(笑)。

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