Barenaked Ladies、ワールドツアー初日をデトロイトで迎える

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Barenaked Ladiesが最新アルバム『Maroon』を引っ提げてのワールドツアーを開始した。ツアーは9月22日(金)、デトロイト郊外のPine Knob Music Theatreで初日を迎え、バンドの人気が最も高い地域からスタートした。

デトロイトでのコンサートチケットは、2週間前の発売と同時に完売。この日の2時間あまりのステージは、彼らのライヴではお約束の即興が満載だった。アドリブで聴かせるラップは、Motownからデトロイトのヒーロー、Kid Rock(彼の“Bawitdaba”を織り混ぜる)に始まり、いつのまにかココナッツの素晴らしさを語っているといった具合。キーボードのKevin Hearnが映画『スターウォーズ』の“Imperial March”に乗せてBritney Spearsの“Ooops!...I Did It Again”の一節を歌ったかと思うと、“One Week”ではフロントマンのSteven Page、Ed Robertsonが2人で社交ダンスを始め、曲の最後には唇でしっかりと熱いキスを交わしてくれた。

他にもアドリブで、Grand Funk Railroadの“We're An American Band”、Guess Whoの“American Woman”、Led Zeppelinの“Whole Lotta Love”を少しずつ披露。ライヴセット定番のラップパートでは、Eminemの“The Real Slim Shady”、Bloodhound Gangの“The Bad Touch”、そして映画『タイタニック』の名曲、Celine Dionの“My Heart Will Go On”がパロディーで盛り込まれた。さらに、観客にうなずいて合図を送るやいなや、大量の曲を数秒ずつメドレーでプレイし始め、スクリーンには同時にコンピレーションアルバムのCMを真似た映像が現れ、曲名が流れる。

しかし、何より一番素晴らしかったのは、やはり『Maroon』からの11曲を含む彼ら自身の楽曲だ。ライヴではめったに演らない“A”や、“It's All Been Done”“The Old Apartment”そしてもちろん“If I Had A Million Dollars”等のヒット曲を次々と披露した。

初日のセットリスト:

「Too Little Too Late」
「Alcohol」
「Life, In a Nutshell」
「Falling For The First Time」
「Sell, Sell, Sell」
「A」
「Pinch Me」
「The Old Apartment」
「Conventioneers」
「Baby Seat」
「The Humor Of The Situation」
「Off The Hook」
「It's All Been Done」
「BNL Medley」
「One Week」
「Never Do Anything」
「Brian Wilson」
「If I Had a Million Dollars」
「BNL Rap」

アンコール
「Hidden Sun」
「Go Home」
「Call And Answer」

記:Gary Graff、デトロイト
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