プリンスのサイトのオープンが遅れているのはNapsterのせい？

2月13日（火）、Princeは新しい有料サイト、NPG Music Clubを立ち上げるためにプライベートコンサートを行なった。イベントのほうは成功だったが、サイトはまだ立ち上がっておらず、運営されていない。Princeは彼の現在のサイト（npgonline.com）を通じて、プロバイダーのTekadenceの遅れによって「サインアップを待っている人たちに、このようなことになってしまって申し訳ない」と延期を謝罪している。

彼はまた、次のように付け加えた。
「ここParkにいる僕たちも、みんなと同じように早く進行してほしいと思っている。配信するものがたくさんあるんだ！　みんな、Tekadenceを祈ろう！」

また、2月12日（月）に連邦控訴裁判所から出された、Napsterに対する著作権で保護された素材の交換を禁止する判決もサイトの立ち上げに影響を与えた。決定が下されるとすぐに、Princeは彼のサイトの訪問者に次のように尋ねた。
「もしNPG Music Clubに定期会員サービスがあり、Napsterがそのファイルのいくつかを保有しているとしたら、これは著作権侵害か、それともそうでないだろうか？」

彼は音楽配信のための新しいテクノロジーを使うことを擁護してはいるが、アーティストは作品の支払いを受け取るべきだと固く信じている。Princeは、Napsterや他の音楽交換テクノロジーによって、将来的にすべての音楽が無料になると思うかどうか訊かれると、次のように答えた。
「そうだな、まず最初に金を廃止しなければならないだろう。そうだろ？　つまり、音楽が無料になるかどうかというより、問題はカネだと思うんだ。それが……、最も価値あるものが何であるかを判断する方法だろう」

Bruce Simon、ニューヨーク、Chad Dougatz、ロサンゼルス