ポール・マッカートニー、ポップ界初のビリオネアーに

ツイート
ローンが必要? Paul McCartneyに頼むといい。確かに元Beatlesの彼がリッチなのは分かっていたが、彼は今回、ポップミュージシャンとして初めて所得が10億ドルを越えた。英国のSunday Times紙は、McCartneyの個人資産を10億2000万ドルと見積もり、その大部分はBeatlesのヒットコレクション『1』の世界的な成功と、'98年に乳ガンで亡くなった彼の妻、Lindaの2億ドル近くにのぼる遺産によるものと報じている。McCartneyはまた、大学の応援歌からBuddy Hollyの音楽まで、幅広い曲の著作権を数多く所有している。

Sunday Timesが掲載した英国の長者番付リストにはMcCartney以外のミュージシャンの名も並んでいる。資産が公開されたアーティストは他にElton JohnMick JaggerMadonna、劇場作曲家のAndrew Lloyd Webber、音楽ビジネス界の大物Cameron Mackintosh、 Robert Stigwoodら。

McCartneyが次に所得を増やすのはBeatles解散後のバンド、Wingsを扱ったBeatles Anthologyスタイルの作品『Wingspan』によってだろう。『Wingspan』の2枚組CDは5月8日に発売、11日にはABCテレビで2時間のスペシャル番組が放映される。

しかし、McCartneyが暇をもてあましている優雅な金持ちだと思ったら、それは間違いだ。McCartneyは先週、彼のガールフレンドで活動家、モデルのHeather Millsと共に、地雷撲滅キャンペーンについてColin Powell米国務長官をはじめとする米国政府と論じるため、ワシントンD.C.に滞在していた。McCartneyは、Powellとの会談は「とてもいいもの」だったとし、「全面的な支援が得られ、未来に向けて非常に希望が持てるようになった」と語った。

Powellは、米国が地雷除去キャンペーンに過去7年間で5億ドルを出資していると報じ、その中にはMillsのAdopt-A-Landmineプログラムの資金も含まれていると語った。しかし、米国は未だに朝鮮半島のような危険地域で地雷地帯を維持しようとしている。

Gary Graff、デトロイト
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス