トラヴィスの『The Invisible Band』が発売される

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6月12日、シングル“Sing”を収録したTravisの3rdアルバム『The Invisible Band』が店頭発売された。海外ですでにかなりの名声を得ているこのスコティッシュバンドにとって、ギターロックを前面に押し出したこの作品は、米国で爆発的なリリースになるのではと業界内の期待は高い。

その人気が、アルバムタイトルにもなっている『The Invisible Band』(見えないバンド)というひとつの解釈を生み出している。Travisのフロントマン、Fran Healyは次のようにLAUNCHに語る。
「400万枚もレコードを売って、未だにいったいどんな顔をしているのか人々に知られてないという事実が、このアルバムタイトルに直接反映されているんだ」

シンガー/ギタリストの彼は、このタイトルはひとつの芸術としての音楽のミステリアスな性質を示唆していると説明する。
「音楽は人を打つ。話題にしたり、説明したりできない水面下で9割を語っている。音楽は人を侮辱することもできる。エゴを標的にし、心の無意識の部分を狙って、そういった場所に直接入り込む」「それこそ見えないものなんだ。そして、残りの10%は見えるもの。“ワオ、Bob Dylanの言葉だ、すげー、かっこいい”“わぁ、Beatlesのメロディだ、おお、これはすごく……じゃないか”とかなんとか、みんなが話題にするようなことなんだ」

『The Invisible Band』のプロデューサーはTravisの前作'98年の『The Man Who』を手がけ、またRadioheadの作品でもよく知られているNigel Godrich。

Travisは現在Didoと共にツアー中。彼らは6月13日(水)の夜、サンフランシスコの南、カリフォルニア州マウンテンヴューのShoreline Amphitheaterでライヴを行なう。

Neal Weiss, Los Angeles LAUNCH.com
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