ブリトニー・ズピアーズ、動物愛護団体からMTV授賞式での動物の使用中止を求められる

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動物愛護団体のPeople For Ethical Treatment Of Animals(PETA)はBritney Spearsaに対し、新曲“I'm A Slave 4 U”の初披露ライヴの際に生きたチーターの使用を止めるよう求める手紙を送った。このライヴは9月6日にニューヨークのLincoln Center, Opera Houseで開催される“MTV Video Music Awards”授賞式で行なわれるもの。
PETAの広報担当であるJenny Woodsは、同団体がSpearsに連絡した理由をLAUNCHに説明してくれた。
「彼女に(チーターの使用を)止めてくれるようにお願いした理由は、動物たちにとって、派手な照明や様々なノイズ、(猫科の動物が)おとなしくしているようにする事前のトレーニングなどが大きなストレスとなるだけではなく、非常に残酷なことだからです。だから、彼女に動物をショウに使うのは止めてくれるよう頼んだのです」

PETAの運動キャンペーン・ディレクター、Dan Mathewsが筆をとり、Spearsに宛てて手紙を書いた。手紙の内容は次のようなものになっている。

「ご存じのとおり、我々は、あなたが動物に優しい人工皮革の服を着ることで頻繁に示しておられるファッションを通じた主張を高く評価しております。今日、お手紙を書かせていただいたのは、捕えられた“野生の”動物がオリに入れられて、派手な照明の明かりや、群衆、おびえるほどのノイズを我慢させられることの酷さをぜひ考えていただければと思ったからです。チーターはもともと臆病で、単独で生活する動物であり、自然の環境では1500平方キロメートルもの範囲を縄張りとして動きます。そんな彼らをオリに入れ、大音量の音楽とともに何千もの人々の前で見世物にするのは残酷です」

Woodsは加えて、PETAがミュージシャンに対し、ライヴで生きた動物を使わないように依頼するのは、これが初めてではないという。同団体では“Black Cat”を歌っているJanet Jacksonに、コンサート・ツアーで生きた黒ヒョウを使うのを考え直させたことがあるという。

「それほど前のことではありませんが、Janet Jacksonがコンサート・ツアーで黒ヒョウをステージで使う計画を立てていたことがありました。我々は彼女に野生の猫(科の動物)に行なわれている残酷なトレーニングについて説明し、また、音や照明が動物たちにとって非常に大きなストレスとなることを伝えました。彼女は生きた動物をショウに使わないことに同意してくれました。Britneyも同じ判断をしてくれることを期待しています」

また、9月5日(水)の午後には若干の進展があったと教えてくれた。
「彼女のスタッフから、ショウでチーターを使わない可能性が高いと聞かされました。ただ、他の動物を使うかもしれないということでしたから、動物を一切使わないことに同意してもらえるよう努力しているところです」

Spearsの所属レーベル、Jive Recordsの広報担当に問い合わせの連絡を入れてみたが、現在のところ返答は得られていない。

Jason Gelman, New York LAUNCH.com
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