モビー、FBIとCIAのテロに対する反応が不十分だと怒りを表明

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ニューヨーク市の世界貿易センタービルから、数ブロックしか離れていないダウンタウンに滞在するMobyは、飛行機の衝突とビルの崩落を目の前で見てしまったという。そして彼は、CIA、FBI、軍隊は税金を支払われながらも、9月11日(火)のテロ事件の発生を許してしまったと非難している。

Mobyが住むマンションの近くで事件が起こっている最中、彼は今の気持ちをコンピュータに向かって次のように書いた。「爆発音と、人々の叫び声で目が覚めたんだ。それで屋根のほうまで行って、炎に包まれた世界貿易センタービルを見に行った。今は体の震えが止まらないし、マンション内も煙の匂いがしている。一体何が起こってしまったんだ?」

その後Mobyは「参ったよ。前に書いた時はまだ、世界貿易センタービルはそこにあったのに今はもう無いんだ。ニューヨークにいる僕の知り合いは、みんな泣いてるよ。そもそも、たったひとりの命を奪うことだって、誰が正当化できるだろうか? 世界はもう全く変わろうとしている。ごめんなさい、でも何を書いていいか分からないんだ……ニューヨークの外に住んでいる人は、きっとここの状況は分からないだろう。4万人があのビルで働いていたんだ。家族や友達がいる4万人の人々……そして全ての救急隊員」と書いた。

そして彼の思いは昨日(9月12日)、怒りに変わった。「ここで怒ることをお許しください。でもここで自分がブルース・ウィリスのボディガードだと想像してみてください。そしてブルース・ウィリスを守るために大金をもらっていると想像してください。そして今度は、ガードをしている間にブルース・ウィリスが襲撃され、大怪我をしたと想像してください。今回のFBI、CIA、軍隊の役割と似ていると思わない? これらの組織はこういった残虐行為から我々を守るために存在するんだ。簡単に言ってしまえば、彼らは僕たちの期待を裏切ったんだ。僕たちがバカ高い税金を支払う際、ある程度の保護と安全を税金を受取る側に期待する。彼らは僕たちの期待を裏切った」

そして彼は続けて次のように書いた。「国際的なテロリストによって、愛する人を殺害されてしまい、1人で夜寝なくてはならなくなった数百、数千の人々は、彼らが税金を支払う相手である機関に裏切られたんだ。こういった、言葉にならない程の残虐行為から守ってもらうために税金を支払っている人達に。わずかながらの信用を置いた機関に、納税者が裏切られていたんだ。とても客観的な言い方でごめんよ。でも僕はすごく激怒しているんだ。だらしないセキュリティにより、何万人という死者を出してしまった。怒りで正気を失っている僕を批判したいならすればいい。でも僕は4万人が死んでいくのを見てしまったんだ。もう寝るよ。寝られないと思うけど」

Darren Davis, New York LAUNCH.com
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