ボノがレコーディング・アカデミーからMusiCares Personに選ばれる

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キャリアを通じた慈善行為を讃え、レコーディング・アカデミーがU2のフロントマン、Bonoを2003年度のMusiCares Personに選出した。現在Bonoは、発展国が第三世界の国々の負債を免除するよう働きかけるInternational Jubilee 2000への参加やロビー活動に加え、アフリカにおけるAIDS危機に対しても言及している。

U2はこれまでバンド・エイドやアムネスティ・インターナショナルのライヴ・エイド、グリーンピース、The Burma Action campaignなどの運動に参加してきた。

Bonoは2月21日にNYのMarriott Marquis Hotelで、コンサートやサイレンス・オークションと共に開かれる晩餐会でその栄誉を称えられる。また2月23日にNYのMadison Square Gardenで行なわれる第45回グラミー賞のセレモニーでも発表される予定。

レコーディング・アカデミーの会長Garth Fundisは以下のような声明を発表している。「Bonoこそ、MusicCares財団とレコーディング・アカデミーが支援すべきシンボルだ。彼の音楽における功績は、人権をグローバルに向上させようとする努力と重なり合っている。この、才能があり献身的な理想家を称えることは当然のことである」

Bonoは、貧しい国々の破滅はアメリカや他の発展国へも影響することを世界に言いたいとLAUNCHに語ってくれた。「因果応報だよ。経済の国際化を正しく進めなければ、相互に依存しているんだからどうにもならなくなってしまう。ただフタをして“もう大丈夫。ここまで影響が及ぶことはない”なんて言えないんだ。最終的には、アメリカは後始末をするためにもっとお金を使わなければならなくなる。やる価値があるってことを人々にわかって貰おうとしてるんだ」

一方でU2のギタリストEdgeは、Bonoのこうした受賞がバンドにもいい影響となっていると語る。「本当に誇らしいよ。彼に対してはもちろん、バンドの功績、俺達の作品があるからこそ、彼が活動しやすくなっているということがね。彼は影響力を持って進むことができるし、人々からも真剣に受け止めてもらえるんだ」

U2は11月19日にアンソロジー『The Best Of U2 1999-2000』を発売する。日本では10月30日にDVDをパッケージした限定盤が、通常盤が11月6日に先行発売される。

Gary Graff, Detroit (C)LAUNCH.com
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