U2、次のアルバムはよりハードに

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U2の次のアルバムの方向性が固まりつつあるようだ。

ギタリストのEdgeが、『All That You Can't Leave Behind』(2000年)に続くアルバムで模索しているものを一足先に教えてくれた。「いま俺が本能的にやりたいのは、すごく生な感じのギターとベース、ドラム……いろいろな姿勢といろんな生命力のようなもの、ギターバンドとしての力をフルに発揮したヴァイタリティのあるアルバムなんだ。そんなフィーリングなんだ、次のアルバムには注ぎ込みたいのは」

一方、フロントマンのBonoは『Chicago Tribune』紙にこう語っている。「もうじきスタジオに戻る。アルバムは半分近く出来上がってるけど、今までの作品なんて焼き尽くしちゃうよ」

バンドは'03年の終わりか'04年の初めにリリースすることを考えている。すでに約6曲のレコーディングが、モナコとバンドの所有するダブリンのスタジオで終了しているそうだ。

バンドの最新グレーテスト・ヒット・アルバム『The Best Of 1990-2000』には、「Electrical Storm」と「The Hands That Built America」の2つの新曲がフューチャーされている。「Electrical Storm」は、この先のバンドの行方を暗示しているかもしれないとEdgeは言っている。もうひとつの「The Hands That Built America」は、Martin Scorsese監督の新作『Gangs Of New York』のサウンドトラックにも収録されている。Leonardo DiCaprio、Daniel Day-Lewis、Cameron Diazが出演しているこの映画は、12月20日(金)から全米で公開。

Darryl Morden, Los Angeles and Gary Graff (C)LAUNCH.com
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