トム・モレロ、ロックの殿堂入り式典でザ・クラッシュを称える

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ロックの殿堂入り式典の模様が、3月16日(日)の午後9時(東部標準時間)からVH1で放送された。これは3月10日にNYのウォルドーフ・アストリア・ホテルで行なわれた式典を2時間番組に編集したもので、The PoliceAC/DCThe ClashElvis Costello、The Righteous Brothersなど、殿堂入りを果たした全アーティストのハイライト・シーンが収録されている。

この式典で最も情熱的なスピーチを行なった1人が、元Rage Against The Machineで現Audioslaveのギタリスト、Tom Morelloだった。Morelloは、The Clashの持っていた政治的影響力について語り、彼らの信念に続くよう観客に力説した。

「今夜、私たちはThe ClashとJoe Strummerの功績を拍手と乾杯で称える。でも、彼らを称えるベストな方法は、その信念を実行に移すことだ。毎朝目覚めるたびに、未来は白紙だってことを思い起こしてほしい。人権、平和、正義が真っ先に考えられるような未来が待っているかもしれない。でもそれは、みんな私たち次第だ。The Clashが考えていたのはそこだと俺は思っている」

Morelloはまた、The Clashはいつもファンやモラル、その精神を優先していたと語った。「The Clashはいなくなってしまったわけじゃない。バンドが銀行の残高よりファンのことを考えていれば、そこにThe Clashの精神がある。バンドがその場にいる1人ひとりの気持ちを考えてプレイしていれば、そこにThe Clashの精神がある。スタジアム・バンドだろうが小さなガレージ・バンドだろうが、違いを生み出そうという信念を打ち出すガッツがあれば、そこにはThe Clashの精神が生きている。そして、人々が不合理な戦争を止めようと街頭で抗議するとき、そこには間違いなくThe Clashがいる」

式典では、Morelloの他にU2のThe EdgeもThe Clashのプレゼンテーターを務めた。その他、Elton JohnがElvis Costelloを、AerosmithのSteven TylerがAC/DC、No DoubtのGwen StefaniがThe Police、Billy JoelがThe Righteous Brothersのプレゼンテーターを務めている。

Darren Davis, NY (C)LAUNCH.com

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