パリス・ヒルトン、驚きの早期釈放に波紋

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6月3日の深夜に収監され、ロサンゼルス郊外の拘置所の特別房で23日間の服役生活をスタートさせたはずのパリス・ヒルトン。しかし、7日未明に早くも釈放され、自宅に戻った。釈放といっても、足首に発信機を装着し、電子モニターで監視されるというが、思いもかけない軽減措置に、セレブへの特別待遇ではとの非難の声も多い。

郡保安官事務所の発表によると、パリスは「健康上の理由」により7日午前2時過ぎに釈放された。収監される直前に出席したMTVムービー・アワーズのレッドカーペットでは、「服役する覚悟はできています」と殊勝に語っていたものの、実際に拘置所で過ごした時間は正味3日間。食事ものどを通らず、精神的に追い詰められていたといい、精神科医の診断によって心神喪失の恐れがあると判断されたらしい。今後は23日間の服役生活のかわりに40日間の自宅謹慎が科せられる。

パリスは出所後、次のような声明を発表した。「保安官事務所や拘置所スタッフの公平な対応に感謝します。残り40日の刑期を全うするつもりです。私は今回の試練から多くのことを学びました。皆さんも私の過ちから学んでくれれば思います」

しかし、保安官事務所による早期釈放の決定に、検察局や判事は激怒しているという。担当検察官は「パリスは拘置所で刑期を務めるべき」として、ロサンゼルス高等裁判所に異議申し立てを行ない、現地時間9日に審問会が開かれることになった。これにはパリスも出廷を命じられており、再び拘置所に逆戻りする可能性もありそうだ。

Eugene Fields
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