ウォーレン・デ・マルティーニ、「初めて演奏したのはチェロなんだ」

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11年ぶりのラット・ン・ロールを叩き出し、その健在振りを大いにアピールしたラットだが、『Infestation』でも相変わらずのスポンティニアスなプレイを聞かせてくれたウォーレン・デ・マルティーニのインタビューが到着した。

◆「Eat Me Up Alive」試聴

改めてギターについて語るミニインタビュー、オフィシャル原稿のままご紹介しよう。

──何歳の時にギターを始めたのですか?

ウォーレン:8才か9才の時に始めようとしたんだけどうまくいかなくて、ちゃんと始めたって言えるのは14、5才の頃かな。

──それが初めて演奏した楽器だったのですか?

ウォーレン:初めて演奏したのはチェロなんだ。シカゴにある母校にはスネアドラム、チェロ、トランペットを演奏するプログラムがあって、俺はドラムが良かったんだけど、母はチェロがいいって言ったんだ。俺がチェロの練習するのを聴きたかったらしいんだ。

──では、ギターを演奏する上で影響を受けた人物、スタイルは?

ウォーレン:一番影響を受けたのはジミ・ヘンドリックスだけど、ピート・タウンゼント、カルロス・サンタナ、アルヴィン・リー、ジョージ・ハリソン、エリック・クラプトンにも影響を受けてるよ。

──初めて演奏したときは独学でしたか?それともレッスンを受けたのですか?

ウォーレン:8歳か9歳の時は独学で、それから楽器をやる人が家に来たときは彼らが教えてくれたんだ。俺のギターのチューナーはいい加減で、まともな音程がとれなくて挫折した。それから何度かクラシックのレッスンを受けて、だから、何度か多少はやったものの、どれも続かなかったね。

──それでは、今ライヴで演奏する時の練習とウォーム・アップはどのように行なっていますか?

ウォーレン:厳密に決めずに、30分くらいかけて演奏する曲をざっと通すくらいだね。俺たちは普段、セット・リストを後ろに置いておくから、その中の曲を使ってウォーム・アップするんだ。ライヴのペースは守らなきゃならないし、ウォーム・アップなしだとトラブルが起こるからね。

──最近影響を受けたアーティストは?

ウォーレン:マイケル・シェンカーには常に興味を持っているし、ウリ・ジョン・ロートは高校の頃よく聴いてたんだけど、その曲からいまだにインスピレーションを得ている。スティーヴ・ハンター、ジョー・ペリーや、他にもたくさんそういうアーティストがいる。

──ギターのキャリアはどのように始まったのですか?

ウォーレン:Enforcerっていうバンドを高校でやるまでは、キャリアって言えるようなものはなかった。このバンド名はクリント・イーストウッドの映画にちなんでいるんだ。特に意味はなくて、ライヴまで数日しかなかったから名前が必要だった。ちゃんとキャリアって呼べそうなのは、1980年か81年にカリフォルニアのBurbankでRATTのサポートをした時だね。

──若いギタリストたちにアドバイスはありますか?

ウォーレン:先生についていた時期は短期間で、しかも俺はイヤー・プレイヤーだからそういうのが苦手なんだけど、その時期に学んだ大切な事がある。先生がよく言ってた、「一番簡単な方法を使え。何かを変えるときには、できるだけエネルギーを使うな」って事だ。何年もしてからこのアドバイスの意味が分かるようになったよ。

──最後に、フル・タイム・ミュージシャンでいることで一番良かったことは?

ウォーレン:とにかく寝られる事!
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