スモーキー・ロビンソン・アンド・ミラクルズのボビー・ロジャース、73歳で他界

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モータウンの巨匠ボビー・ロジャースが73歳で亡くなった。スモーキー・ロビンソン、クローデット・ロジャース、ピート・ムーア、ロニー・ホワイトらと共に1956年にザ・ミラクルズを結成し、その後スモーキー・ロビンソン&ミラクルズにグループ名が変更されてからもボーカルを担当していたボビーは、病名は明かされていないものの長年に渡る闘病生活を送った後、ミシガン州デトロイトの自宅にて息を引き取った。

◆スモーキー・ロビンソン・アンド・ミラクルズ画像

ボビーのいとこであるクローデットはデトロイト・フリー・プレス紙に「ボビーは輝くような人格の持ち主だったわ。みんなに愛されていたの。眼鏡をかけたノッポって言われてたわ」「彼は魅力的で親しみやすい人だったわ。女の人が大好きで、でも男性陣ともよくつるんでいたし、ダンスと歌、何よりパフォーマンスするのが大好きだったわね。それが彼の生きる喜びだったの」と語っている。

「ティアーズ・オブ・ア・クラウン」「アイ・セカンド・ザット・エモーション」「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」などのヒット曲を生み出しているザ・ミラクルズでボーカルを務めていたボビーだが、スモーキーと共にザ・テンプテーションズの「ザ・ウェイ・ユー・ドゥー・ザ・シングズ・ユー・ドゥー」やザ・コントワーズの「ファースト・アイ・ルック・アット・ザ・パース」などの楽曲を手掛けるなどソングライターとしても活躍した他、マーヴィン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイン・オン」ではバックコーラスとして参加していた。またボビーがスモーキー・ロビンソン&ミラクルズでスモーキーと一緒に歌った「ユーヴ・リアリー・ゴット・ア・ホールド・オン・ミー」は、その後ザ・ビートルズによってカバーされている。ザ・シュープリームスのメアリー・ウィルソンは「ボビーを忘れたくなかったら、レコードをかけて聴き入らなきゃ。ボビーはそこにいるわ」と話している。

スモーキーがソロ活動を始めたためにスモーキー・ロビンソン&ミラクルズは1970年代に解散しているが、2012年にはロックの殿堂入りを果たしており、ボビーは病状が悪化していたために授賞式には参加できなかった。しかし2009年に同グループがハリウッドの殿堂入りした時にはボビーも出席して手形を残している。
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