【連載】Vol.007「Mike's Boogie Station=音楽にいつも感謝!=」

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沢田研二 木暮“shake”武彦 2017年も素晴らしいLIVEで幕開けだ!

昨年も海外&国内で50数アーティストのLIVEを堪能した。前号でも触れたけど大晦日にはポール・マッカトニー公演も発表された、17年も国内外のアーティストのステージをいろいろ楽しもう!

◆沢田研二 正月LIVE2017 祈り歌LOVE SONG特集


新年早々、まずはエルヴィス・プレスリー&デイヴィッド・ボウイの誕生日である1月8日にジュリーの【沢田研二 正月LIVE2017 祈り歌LOVE SONG特集】をしっかり味わった。もうすぐ70。でも大元気。多くの同ジェネレーション・アーティストが懐かしの○○、昔の名前で…、という構成の中で活動している(それもそれで楽しかったりはするだけど)。

沢田研二は “今”と“未来”を歌い続けている“凄い”音楽家なのだ。

今回の正月LIVEを観て改めてその音楽人の生き様に大きな拍手を送った。11年3月11日の東日本大地震後、沢田は毎年同月日に震災・脱原発をテーマにCDリリースを続けてきた。無論この3月にも…。音楽という活動の中で、自らのメッセージで真正面からダイレクトに歌い続ける彼の姿は素晴らしい。そんな12~16年までに発表された20曲を一気に歌いあげ、そしてアンコールとして今年の3月11日に登場する2曲がファンへプレゼント。全22曲作詞は沢田研二。まさに日本のボブ・ディランと称したいロッカーだ。


2012年『3月8日の雲~カガヤケイノチ』
*3月8日の雲
*憎まないよ
*F.A.P.P.
*カガヤケイノチ


2013年『Pray』
*Pray~神の与え賜いし
*Uncle Donald
*Friday Voice
*Deep Love


2014年『三年想いよ』
*三年想いよ
*櫻歩道
*東京五輪ありがとう
*一握り人の罪


2015年『こっちの水苦いぞ』
*こっちの水苦いぞ
*限界臨界
*泣きべそなブラッド・ムーン
*涙まみれFIRE FIGHTER


2016年『un democratic love』
*un democratic love
*福幸よ
*犀か象
*Welcome to Hiroshima ~平成26年(2014年)8月6日『平和への誓い』より

この20楽曲をシャウト、そしてじっくりと歌い上げる。オーディアンスは魂が籠ったジュリーの叫びに
ファースト・ナンバーから総立ち、そして考えさせる。これぞエンタテインメントでありロックなのだ。

MCパートも2曲目後の“新年挨拶”一箇所のみで、とにかく歌い続ける。そんな中、14曲目の「Pray~神の与え賜いし」の出だしで一瞬、歌詞が出てこない。でもさすがジュリー、「忘れちゃった…」と客席に語りバンドに最初からと合図し、そして何事もなかったようにワン・モア。これぞLIVE!、LIVEの醍醐味だったりもする。ストーンズのコンサートでキース・リチャーズがイントロをミスったり、ミック・ジャガーが歌詞を間違ったり、でもファンはそんなシーンに遭遇出来たって大喜びする。僕も何度もそんなRS体験を味わった。ジュリーが凄いのは、歌詞のモニター/カンペを一切使ってないのだ。あの還暦コンサート、「人間60年・ジュリー祭り」での80曲も同様だった。「Pray」フィニッシュ後にジュリーは座って謝ったけど、これは彼らしい“ノリ”で、ファンはニコニコしながら拍手していた。それが数時間後のウェブ・ニュースや数日後の週刊誌では芸能ネタとして大げさに扱われちゃう。沢田の正月LIVEの本質は何かということが少しも触れられていない。残念だ。バンドを従えカンペも用意せず、LIVEとはこういうもんだと教えてくれるまさに生のステージ、僕は沢田に大きな拍手を送りたい(姿の見えないバック・ミュージシャン、テープを回し、そして口パクでステージするアーティストが多いと聞く。いかがなものか…)。


アンコールは本年3月11日リリース『ISONOMIA』(COLO-1703)から2曲。


まずはパワフルなイントロでスタートするアップ・テンポなメッセージ・ソング。作曲・白井良明、作詞は勿論ジュリー、♪熱くなれ♪、じっくりと歌詞にも注目してもらいたい。インパクトあるカップリング・ナンバー。注目の作品だ。

フィーチャリング・ソング「ISONOMIA」もジュリー&白井の共作。観客が大きく手拍子する中でジュリーの叫びが大きく炸裂するミディアム・テンポのナンバー。ジュリーは我が国が抱えている大きな問題点についてこの作品で僕らに論す。“ISONOMIA”とは。今度じっくりと学んでみたい。

アンコール前にはジュリーからのお知らせがあった。今年は“沢田研二 レコード・デビュー50周年”なのだ。ザ・タイガースのファースト・シングル「僕のマリー」がリリースされたのは1967年2月5日。その関係でいろいろなイベントが予定されている。

■ニューCD『ISONOMIA』 3月11日リリース
音楽劇『大悪名』公演
2001年からの音楽劇シリーズのファイナル。全国8ヶ所22公演。
http://www.co-colo.com/live/2017daiakumyou/daiakumyou.html

■50周年LIVE
7月から来年1月にかけて全国で60公演以上(現在のところ65公演)が予定されている。ザ・タイガースから今日までに発表されたシングルの中から50曲をセレクションされるとか。もう今からワクワクだ!

☆☆☆☆☆

◆木暮“shake”武彦 TOUR 2016 『惑星にて』
with Big Mountain Blue


1月21日、東京・代々木の Zher the ZOOで【木暮”shake”武彦 with Big Mountain Blue】を楽しんだ。このところアコースティック・ギターでの活動が中心だったけど、昨年末にリリースされた新作『惑星にて』では久々にエレキ・ギターを表面化させ、大昔からの僕らファンには改めてshakeのギタリストとしての大きな魅力を味わったのだ。それだけに今回の新作をフィーチャーしたLIVEはいつも以上の期待で一杯。大満足!

エレキ・ギター/アコギ&ヴォーカルのshakeをサポートするのは以下のラインアップ。キーボードに僕の大好きな三国義貴。スパイシー・ビート・パーカッションは実にグルーヴ感溢れるプレーを披露する丹菊正和。富士山shakeご近所のARIAがヴァイオリンで、コーラスは多才なラヴリーレイナ。タンバリン&ダンスも担当。そしてエレキ&ウッド・ベースが山崎洋。


アンコールを含めて全17曲、2時間以上にわたるエキサイティングでグルーヴ感たっぷりなshakeの演奏ぶりにオーディアンスは酔いしれる。ライヴはアンコールも含めて新作『惑星にて』収録ナンバーを鏤めていく。その構成が実に上手く纏められていてすごく斬新だった。

「喜び」「夜の底」ではshakeのギタリストとしての敏腕ぶりをダイレクトに感じさせる。LIVE5曲目となる「Big Mountain Blue」でARIAも加わる。バンドのテーマ・ソング。ここでの三国のいい味の演奏ぶりにも拍手。


「真昼」からはアコースティック・コーナー。そして「春の旅人」からはラヴリーレイナも加わる。スローなしっとりとする展開。「名もなき谷を走れ」では山崎洋がウッド・べース。Shakeの90年代前半のUS体験から生まれた作品。丹菊のスパイシー・ビート・パーカッションにも聴き惚れる。「少年の空」「悲しい世界で」でもshakeはアコギ。


後半の「灼熱の惑星」は三国のキーボードで始まるパワフルなアップ・テンポ・ナンバー。スピード感あふれるサウンドへと進んでいき、コーラスも作品に実にマッチング。もちろんshakeギターも炸裂なのだ。        「長い旅の終わり」スケール感の大きいじっくり聴かせる作品。そしてラストは「古い歌を歌おう」。力強いタッチのアグレッシヴなナンバー。キーボードも全面に…。改めてshakeのギター・ワークに唸り声をあげた。


会場をぎっしり埋めたオーディアンスからは大きな拍手&歓声。アンコールは3曲。まずはshake/アコギ+ヴィオリン+キーボーの3人でのインスト「陰影」。新作からのナンバー。続いてはshakeエレキに持ちかえ全員揃っての「不思議な旅」。21年前のPSYCHODELICIOUSのアルバム・タイトル・ソング。R&Rビートにのったリズミックなサウンド展開。勿論ここでもギターをたっぷりと披露。後半では各メンバーのパートもフィーチャーされた。


そしてファイナルはshake作詞作曲の「バラとワイン」。87年リリースのRED WARRIORSセカンド・シングル・ナンバーとしてファンにはお馴染み。ここでもLIVEならではのハプニング、shakeが前曲で終了と勘違いした(笑)オーディアンスに大受け…。山崎がウッド・べース、丹菊がジャグ・バンドや僕の大好きなザディコでお馴染みウォッシュボード。ということで、グッドオールタイマーな19世紀のホンキー・トンクな味を噴出しての“バラ&ワイン・パーティー”。FUN FUN FUN!


このBig Mountain Blueでまたニュー・レコーディング&LIVEをぜひとも。その際は…。今度、企画書提出します、MR.shake。

写真:森島興一

☆☆☆

◆SHINKO MUSIC MOOK アナログ・ザ・ローリング・ストーンズ

ストーンズが新作を発表するといくらウェブの時代と言いながらも世界中の雑誌(表紙)をはじめ、ムックや書籍でストーンズ関連の印刷物が次々に登場。急にデスクの周りに大きな山が出来てしまう。「THE BIG ISSUE JAPAN」VOL.301もしっかり3冊購入した。ドイツやイギリスの友人からはキース・インタビューCDが付録の「Player」2月号をヨロシクとの連絡が入る。


そんな中で注目したいのは、ジェフこと佐藤晃彦・著の「アナログ・ザ・ローリング・ストーンズ」。LPが人気を呼んでいる中で、この企画は大拍手。ストーンズのアルバムをUK、US、Japanを中心にしっかり網羅。そこへコンピレーションやプロモーションLPも加えてのマニアックな内容。特に日本盤は僕の企画した作品集も登場、楽しく味わった。

ストーンズをデビュー直後からリアル・タイムで追いかけ、LPをごく普通に手に入れていたんだけど、ジェフは僕より5年若い。彼がどういった方法でRSLPをゲットしていったのか、近々インタビューしたいであります。

◆映画「サッド・ヴァケイション」Tシャツ 2名様プレゼント


シド・ヴィシャスと恋人ナンシーの壮絶な足跡を描いた映画「サッド・ヴァケイション」は現在公開中。そこに“キース・リチャーズが父の遺灰を…”というシーンが。BRD化されたらゲットしてストーンズ関連コーナーにジョインさせよう。


ということで同作品の公式Tシャツを2名様にプレゼントします!
ご希望の方はプレゼントページでご応募を。


写真提供:CURIOUSCOPE

◆ジョー・サトリアー二 久々の日本公演迫る


ハード&へヴィー、そしてダイナミックなギターで我が国でも多くのファンに知られるジョー・サトリアーニが10数年ぶりに日本公演。1980年代後半、すい星のごとくシーンに登場、その卓越したギター・テクニックは多くの人々を唸らせた。アルバムも大ベスト・セラー。その時期、88年にミック・ジャガーのソロ・ツアーのギタリストとして東京ドームに登場した。そんなジョーがもうベテランと呼ばれるようになった。どんな貫禄あふれるGTRを披露してくれるか楽しみだ。

ジョーからこんなメッセージも届いている。

「こんにちは JOE SATRIANI です。SURFING TO SHOCKWAVE ツアーで日本に行けることを楽しみにしているよ。会場で会いましょう!」

【JOE SATRIANI SURFING TO SHOCKWAVE Japan Tour 2017】
2017年2月7日 大阪・なんばHatch
2017年2月8日 東京・中野サンプラザホール
http://www.mandicompany.co.jp/JoeSatriani.html

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