【連載】Vol.107「Mike's Boogie Station=音楽にいつも感謝!=」

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小坂忠 福原みほ Live@BLT 2021年新年早々、ソウルフル&ファンキーなステージを堪能!コロナ禍が続く中、今年こそはこんな素晴らしいLIVEを味わいたい………

【小坂忠 The Beginning of 2021】



半世紀以上に亘ってジャパニーズ・ミュージック・シーンに影響を与え続けているミスター・レジェンドこと小坂忠。数年前に病魔に襲われたがポジティヴな夢を持ち続ける姿勢&音楽愛、この気持ちを抱きながら、そしていつもと変わらず全てを出しきるステージ!今日も彼自身が大好きなリズム&ブルースを僕らへ伝えてくれている。2021年、彼はお気に入りの敏腕中堅&若手ミュージシャンとプロジェクトを組み活動しようとした。この意気込みはこのMBS/Vol.103でお伝えした。https://www.barks.jp/news/?id=1000193279

“小坂忠 The Beginning of 2021”はBillboard Live OSAKAx2、Billboard Live TOKYOx2の予定でリハーサルも順調に進められていたが、年初の緊急事態宣言発令のためBLTでのワン・ステージに変更となった。

小坂忠のステージは1月22日18時半からスタートした。忠ライヴで僕は毎回こうシャウトする、(もちろん今回も心の中で)ライド・オン!!素晴らしいR&BなLIVEの始まりだ。

まずは今回のこのライヴの為に集結したメンバー、佐藤タイジ(GTR)、屋敷豪太(DS)、ケンケン(BS)そして斎藤有太(KBD)が登場。型どおりのチューニング終了したところでTM風にレイ・チャールズ、忠フェイヴァリットである「What’d I Say」のイントロが始まり、ここでミスター・レジェンドの登場である。



まるでJBを彷彿とさせる雰囲気の中で最初からファンキーに攻めまくるMR.CHU。シャウトしながらコール&レスポンス・パート“Huh”“Ho”は忠&サポート・ミュージシャン間で、僕らオーディアンスは手拍子&サイレント・シャウトで応える。

2曲目はスローなR&Bソング「People Get Ready」、これは忠や僕がFENで楽しんだ1965年ジ・インプレッションズのヒット曲。カーティス・メンフィールドの名作として忘れられない。


▲from Mike’s Collection

小坂は2001年にアルバム『People』に収録。日本語歌詞は忠奥様、高叡華。忠はここからギターを手にして歌う。僕はBLTでの3年前のジ・インプレッションズ初来日公演をそっと想い出した。
https://www.barks.jp/news/?id=1000160661





続いては2009年のアルバム『Connected』から「Everyday Angel」。B.B.キングを彷彿とさせるブルージーなナンバー、この雰囲気をタイジのGTRがぐいぐい引っ張る。そして僕の仲良し金子マリの息子ケンケンのBSが早くもここで唸って来るのだ。高野寛の作詞、細野晴臣が作曲。豪太のDSもタイトだ。



ここで強力なメンバーの紹介を挟みステージはどんどん進む。「Hot Or Cold」、アルバム『People』からで作詞・小坂、作曲・小坂&細野。泣けてくるようなソウルフル・ナンバー、タイジ&豪太のコーラスがそんな雰囲気をより盛り上げてくる。ギターから斎藤のKBDに入っていくインスト・パートのライヴ感噴出の演奏にも拍手だ。



ここで忠MC「この熱いバンド、この辺りに誕生日が集中してるんだ」、タイジが来週、豪太が来月、ケンケンが先月末、斎藤がライヴ3日前の19日とか…(因みに忠は7月であります)。そして観客の中に当日が誕生日の方もいて、忠が♪Happy Birthday To You♪をプレゼント。

次曲が「Birthday」、忠の作詞作曲で『People』収録。ミディアム・アップのリズミックなファンキー・チューン。斎藤KBD→タイジGTRへと移っていくヘヴィーなサウンド展開はゴキゲン。後半でのタイジ&忠のGTRバトル・シーンはステージの見どころの一つ!だった。



中盤は3年前のここBLTでの“ほうろうLIVE”を想い出させるかのように1975年の『ほうろう』から3曲披露。





まずは「機関車」、忠の作詞作曲。71年の『ありがとう』初出楽曲。素晴らしきソウルフル・スロー・バラード。ミスター・レジェント、ミスター・ソウル・シンガーが切々と歌い上げる。タイジや豪太のコーラスも魅惑的。タイジGTR、斎藤のローリング・ピアノも泣かせるのだ…。



そしてアルバム・タイトル・チューン「ほうろう」。♪好きなリズム&ブルース♪、1970年代中期のあのファンキー・ソウル・サウンドが見事に蘇る。忠がダイナミックにシャウト!!細野の作詞作曲。



日本音楽史に金字塔として輝くR&Bアルバム『ほうろう』からもう一曲、僕の大好きな「夕方ラブ」。豪太のエキサイティングなドラミングでスタートするアップ・テンポのファンキー・ビート・チューン。グルーヴ感溢れるゴキゲン・ナンバーだ。歌詞がとてもソウルフル、カッコイイ、You Gotta Love!タイジ/豪太/ケンケンのコーラスもR&B感溢れ出てる。作詞は高叡華、作曲は小坂忠。エンディングは再び豪太がキメル。



そして最後の曲は「I Believe In You」、『People』からで忠の作詞作曲。前半で豪太がシェーカー、シンプルなイントロから入っていく。徐々に曲は盛り上がってCHUスタイルのサウンド展開となる。忠がパワフルに歌いダイナミックなステージング。



各メンバーのフィーチャリング・パートはいかにもラスト・チューンらしい構成で観客を沸かせる、勿論観客はクラッピン・ハンズだ。斎藤KBDもファンキー。ゲンケンvs豪太のバトルもカッコイイ。顔でギターを弾く人タイジ、ここではロックなGTRを聴かせる。大きくエクスプロージョンして閉幕。



でももう一曲、アンコール!!!こんな時代だからこそ歌いたいと小坂忠がチョイスしたのは「Why Can’t We Live Together」。1972~73年にかけてティミー・トーマスで大ヒットしたナンバー、邦題は“かなわぬ想い”。ジミー・スミス、シャーデー、マリア・マルダー他多くのアーティストがカバーしている。


▲from Mike’s Collection

反戦歌(No more war)、地球がコロナと戦っている今この楽曲を歌ってくれた忠に大拍手だ。この忠ヴァージョンを僕はこの日初めて聴いた、感激。BLTのステージ後方カーテンがオープンして六本木の夜景が見える、忠やケンケンもそれを楽しむ…。この楽曲をこの日のラインアップでぜひとも2021年小坂忠ファースト・シングルとしてレコーディングして欲しい!



早く平和な時代になって、もっともっと自由に音楽を楽しみたいと願う。小坂忠の歌手としての魅力を余すと来なく味わうことが出来たこの日の“小坂忠 The Beginning of 2021”であった。もう一度、心の中で大きくライド・オン!


*ライヴ・ショット = Pic. by 三浦麻旅子

☆☆☆

【福原みほ“Sun On My Wings Tour 2021”】



R&Bが大好き元気いっぱいのヴォーカリスト、福原みほ!着実に活動を続けて早いものでもう10年以上になる。彼女の歌うアレサ・フランクリン楽曲は特に大好き。そんな彼女のステージを2019年10月@NAGOYA Blue Note以来、久しぶりに楽しんだ。みほ自身は2020年2月@新大久保ルーテル東京教会以来のライヴである。今回のバッキング・メンバーはオオニシ ユウスケ(GTR)、Gakushi(KBD)、工藤明(DS)MARU(CHO)。

ブルーを基調にした聖歌隊を思わせるローブで颯爽と登場の福原みほ。



オープニン・チューンはドラマティックな雰囲気から入りミディアム・アップな軽やかなサウンドにのって歌う「LOVE~winter song~」。ファンお馴染みの楽曲で観客はもうここから手拍子だ。2008年リリースの4thシングル。2009年のアルバム『RAINBOE』収録。作詞・みほ、作曲・みほ&安原兵衛。



2曲目は懐かしのファースト・シングル、2008年「CHANGE」。若々しい雰囲気のこのナンバーを2021年ヴァージョンでしっかり聴かせてくれるのだ。作詞・みほ、作曲・みほ&2SOUL。ファースト・アルバム『RAINBOW』収録。



続いては一昨年夏リリースのEPタイトル・ソング「Love Don’t Come Easy」。グルーヴ感溢れたリズミックなレゲエ・タッチなナンバー。楽しそうにダンサブルに歌い上げるみほがとても印象的だ。みほとジャスティン・グレイ&ローレン・ダイスンの共作。ジャスティンはLAをベースにして活動しているカナダ生まれのプロデューサー/ソングライターでマライア・キャリー、ジョス・ストーン他多くのアーティストを手掛け映画やテレビ作品にも楽曲提供している。



メンバー紹介を交えてながらのMC、みほは久し振りなのでちょっと緊張してるとか…。そして4曲目「ドリーマー」、これも『RAINBOW』から。ゆったりとしたバラードをシッティングで歌う。作詞作曲は矢吹香那。



そのまま座って次の曲バラード「雪の光」、エモーショナルに歌うみほの魅力を満喫、実にムーディーなナンバーだ。アルバム『RAINBOW』収録。作詞・みほ、作曲・山口寛雄&みほ。

今夜のみほはアコースティックな雰囲気のスロー・バラードがよく似合う、6曲目「Don’t Take It Away」、シッティングでこのイングリッシュ・ヴァージョン・ソングを歌い上げる。歌手として確実に成長した後をここでもしっかりと感じるのも僕一人でないはずだ。みほ、クリスティーナ・アギレラ他多くのアーティストに作品提供しているイギリスのソングライターのパム・シェイン、それにジャスティン・グレイ三人の共作。2012年の『The Best Of Soul Extreme』収録。



続いてのナンバーは昨年10月リリースの「Ashes」。みほとシンガポールのシンガー=ソングライター、チャーリー・リムのコラボレーション。一年前にみほが同地を訪れ二人は意気投合したという。♪Take me home…♪で始まるバラード。MARUのコーラスを交えながらのまさにラヴ・メッセージ・ソングだ。


▲画家・近藤康平の作品



8曲目のここからみほはスタンディング・シンギン’、「Regards Of Love」。2010年末リリースのアルバムのタイトル・チューン。ミッド・テンポのパワフルなナンバー。みほ&デーモン・シャープ/ドリュー・ライアン・スコット/ダポ・トリミロの共作。デーモンはカイリー・ミノーグやジェニファー・ロペスを手掛けるプロデューサー/ソングライター。ドリューはアフター・ロメオのメンバーとして活躍するほか敏腕ソングライターとしても知られ嵐ほかのJ-POP、東方新起ほかのK-POPのアーティストにも楽曲提供している。同じく嵐にも楽曲提供しているダポはこの10年余りマルチプレーヤーとして大活躍。



続いてはダンサブル「Work It Out」、『Love Don’t Come Easy』収録。テンポ・アップで会場がぐっと盛り上がりながら手拍子。立ち上がってダンス・ダンス・ダンスしたかったR&Bナンバー。作詞がジャスティン&ローレン、作曲がみほ&ジャスティン。



次曲前MCで嬉しい緊急発表、来る3月18日@Billboard Live YOKOHAMAでのステージが決定!!!
http://billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=12570&shop=4

そしてリリースされたばかりのホットな「Sun On My Wings」。みほがこの瞬間に伝えたいメッセージが込められた作品。ダンサブル&パワフルなダイナミックなサウンド展開の中でエモーショナルに歌う。作詞はカミカオル、作曲は松田博之。



そしてラスト・ソングはゴスペル・タッチな名作「Joy」、堂々と歌い上げるみほ。『Love Don’t Come Easy』収録。ドラマティックな展開の中で素晴らしい世界を構築していく。MARUとのコラボがより前面に噴出。永遠に歌い続けて欲しい楽曲である。作詞がみほ、そして作曲はみほ&YANCY(みほLIVEで何度がバックを務めた)。プロデュースもこの二人である。ちなみに僕にみほさんを紹介してくれたのは朋友YANCYである。



オーディアンスの拍手が続く、アンコール!!!「優しい赤」、2008年リリースの3rdシングル、『RAINBOW』収録。作詞がみほ、そして作曲は川村結花。彼女は沢田研二、Char、鈴木雅之ほか多くのアーティストに楽曲提供している。しっとりとしたバラードでオーディアンスを魅了しながらステージはフィニッシュした。“福原みほ”に大きな大きな拍手!!



3月18日Billboard Live YOKOHAMA、僕は勿論ジョインだ。

*ライヴ・ショット = Pic. by Masanori Naruse

【推薦ニュー・アルバム】

『ハロー・ハートブレーカー:アップタウン・ソウル・フロム・セプター、ムジコール&ワンド/V.A.』(BSMF RECORDS/BSMF7618)

実にマニアックな28曲入りR&Bコンピがリリースされた。思わず山下達郎選手もニヤリの内容……。1960年代のNYレーベル、セプター/ワンドはR&Bを中心に実に素晴らしい作曲を発表。僕は1963〜4年頃からFENから流れるそのサウンドを毎日のように耳にし、大好きな同レーベル所属のディオンヌ・ワーウィック、チャック・ジャクソン、マキシン・ブラウンの日本盤シングルを購入した。


▲from Mike’s Collection


▲from Mike’s Collection

プロの書き屋を始めた50年位前だったかな、ディオンヌの日本独自シングル「アンチェインド・メロディー/ビートでジャンプ」では僕がライナーだ(汗)。


▲from Mike’s Collection


▲from Mike’s Collection

1960年代のセプターを背負っていたディオンヌはその後ビック・スターとして注目され、1970年代初頭から何度となく来日公演を果たしている。僕は初来日公演を新宿厚生年金会館で味わったんだけどサポーティング・アクトは若手落語家だった。ラスヴェガス・スタイルで(歌手の)前座はコメディアンにするようエージェント側から強要されたと後で招聘元から聞いた。6年前のBlue Note TOKYOでのステージは記憶に新しいところ。


▲ディオンヌ2015年ライヴ・ショット@Blue Note TOKYO Pic. by Yuka Yamaji

個人的にはディオンヌとはこんな思い出がある、1980年に僕は第一回ソウル音楽祭の取材で韓国の首都ソウルを訪れた。この音楽祭のゲストはディオンヌとボビー・ヴィントンで、二人とはいろんな話をしたんだけどツーショットが残っていないのが悔やまれる(レセプション・ディナーは5~6人掛け丸テーブルだったんだけど、何と僕の隣がボビー夫妻、僕は思わず大好きな“Blue Velvet”を口ずさみボビーから上手いってお褒めの言葉を頂いた)。アーティストやスタッフと同じロッテホテルに宿泊、ランチ後に部屋でライヴ取材の準備をしていたらこの音楽祭の仕掛け人で僕とは1970年から大仲良しの(もちろん現在も!)高杉敬二さんから電話、「直ぐディオンヌの部屋まで来てくれる」部屋に着くと韓国主催者がディオンヌにチマ・チョゴリをプレゼント、着用方法を説明してるんだけど皆さん英語が苦手なようで何故だか僕が呼ばれのだった。韓国語→日本語→英語、15分くらいかけて素晴らしいディオンヌ・ワーウィック韓国正装姿が完成した。ディオンヌと一緒に写真を撮りたかったんだけど、僕の格好がライク・パジャマだったので遠慮した(涙、今だったたら編集するのでシクヨロ とお願いするんだけど)。Mike道草、軌道修正。


▲提供:BSMF RECORDS

そうこの『ハロー・ハートブレーカー』はセプター・アルバムだけどDWナンバーは契約の関係で収録なし。でもでも1960年代をしっかりと味合わせてくれる。ボビー・ヘブ(別レーベルだけど彼の『Sunny』は我が国でもヒットした)、シュレルス(ビートルズ・ファンにお馴染み!)、ビッグ・メイベル(ここに収録『Only You』に大拍手。オリジナルはR&Bだけど我が国ではポピュラー・コーラス・グループとして人気のあったプラターズ。1970年代後半、東京・赤坂の名前は失念してしまったけど某ナイトクラブでMCしたのを思い出す)。そしてマキシン・ブラウン、チャック・ジャクソン(彼とマキシンのデュオも素晴らしかった)………。ラインアップは以下の通り。


▲提供:BSMF RECORDS


▲シュレルス 提供:BSMF RECORDS


▲ビッグ・メイベル 提供:BSMF RECORDS<


▲マキシン・ブラウン 提供:BSMF RECORDS

1. Dearly Beloved / Jack Montgomery
2. Bricks, Broken Bottles & Sticks / Dean Parrish
3. Brother, Where Are You? / The Demotrons
4. Cry Me a River / Marie Knight
5. I Love Mary / Bobby Hebb
6. In Between Tears / Lenny Miles
7. Two Stupid Feet [Alternate Version] / The Tabs
8. I'm Yours / The Shirelles
9. Only You / Big Maybelle
10. You Don't Love Me Anymore / Nella Dodds
11. Love Can Be So Wonderful / The Inspirations
12. My Only Prayer / Lois Lane
13. I Don't Need Anything / Maxine Brown
14. Through a Long and Sleepless Night [Alternate Version] / Jimmy Radcliffe
15. A Thousand Rivers / Roscoe Robinson
16. Never Had It So Good / Ronnie Milsap
17. I Need You / Chuck Jackson
18. Hey Child I Love You / J.J. Barnes
19. Hello Heartbreaker / Little Charles & the Sidewinders
20. The Biggest Man / Tommy Hunt
21. Think Twice Before You Walk Away / Porgy & the Monarchs
22. Where Do We Go From Here / Alan Bruce
23. Bring Back the Time / Judy Clay
24. Try to Get You Out of My Heart / The Toys
25. Sad Avenue / The Chancellors
26. She's Gone / Tony Drake
27. Accept Me / The Diplomats
28. There Will Never Be Another You / Kenny Ballard & The Fabulous Soul Brothers

【Mike’s Treasure Box VOL.2】
☆ジョージ・ハリスン&エリック・クラプトン 直筆サイン

このコーナー第二回目登場はジョージ&エリックの直筆サイン。故ジョージにTo Mike、エリックに91年と記して貰った。


▲from Mike’s Collection

1991年12月、ジョージ・ハリスンがエリック・クラプトンを従えて来日公演。そのバック・バンドの一人が1982年以来ローリング・ストーンズのサポーティング・メンバーでもあるチャック・リヴェール(よくリーベルと表記されるが正式にはリヴェール、本人に確認した)。彼とはストーンズ1990年のストーンズ初来日公演以来、大の仲良し。同年夏のロンドン公演時には彼の宿泊先の部屋でチャックの奥さんや子供たちともいろいろ話しをした。そして91年12月のジョージ&エリック東京ドーム公演前日に宿泊先のHTLのチャックの部屋でロング・インタビュー(“STONE PEOPLE”61号に掲載)。


▲1991年12月ショット チャック&マイク from Mike’s Photo Album

その時チャックの尽力でこのサインをゲットすることが出来たのだった。何時だったかウドー音楽事務所主催のエリック・クラプトン展@銀座山野楽器に展示したこともある。そう言えば4年前にアンディ・フェアウエザー・ロウにインタビューした際、このサインを見せたらとても羨ましがられた。彼は1991年JH&EC日本公演でチャック同様にバックを務めたのだった。
https://www.barks.jp/news/?id=1000137034
https://www.barks.jp/news/?id=1000137332

【Mike’s Works Vol.2】
☆ホセ・フェリシアーノ
第二回目はホセ・フェリシアーノ。プエルトリコ生まれの盲目の歌手、僕の大好きなアーティストで1971年初来日以来何度も彼のステージを味わっている。1970年代は毎年のように日本を訪れ、2014年からもBlue Note TOKYO公演が続いていた…。初来日の前後、1970~71年にかけて僕は3枚のシングルのライナーを書かせて貰った。












▲いずれもfrom Mike’s Collection

ホセ・フェリシアーノは1960年代中期から本格的に活動し、1968年にドアーズの「Light My Fire」をカバーし一躍注目されるようになった。その後も「Rain」(雨のささやき)はじめ多くのヒットを放ち英語&スペイン語のアルバムを何十枚と発表している。


▲ホセ&マイク2016年7月ショット@Blue Note TOKYO from Mike’s Photo Album

☆☆☆☆☆

◆イベント日程変更のお知らせ

【湯川れい子 洋楽裏話 千夜十夜 with マイク越谷】
“第二夜 マイケル・ジャクソン〜冬の午後のマイケル秘話”



日本のポピュラー・ミュージック・シーンをリードして60年。数多くの洋楽アーティストと交流を重ねてきた湯川れい子さん。所属していた日本のレコード会社の社長も会ったことのないアーティストも何人か…。そんな湯川さんの長い歴史の中でも、これだけは話しておきたいという秘話を、今だから仲の良い友人やゲストを交えて、あんな話、こんな話、涙が止まらない思い出の数々などを貴重な音源や映像を交えながのトーク・セッションです。
第二夜は前回に続いてマイケル・ジャクソン!そう、11月の第一夜ではご紹介しきれなかった秘話がまだまだあります。その日ご来場いただいた皆さんから“アンコール”のお声を頂き急遽マイケル再登場。今回のゲストもすごいのです、1991〜96年マイケルのバック・ダンサーとして活躍したユーコ・スミダ・ジャクソンさん。彼女はジェームス・ブラウン、ミック・ジャガー、プリンスほか多くのビッグ・アーティストとも“共演”しています。マイケルの素顔をじっくり語ってくれるでしょう。



そしてマイケル・ファンにはお馴染みソウル・ミュージック界の重鎮・吉岡正晴さんも第二夜に登場なのです。湯川さん&Mikeはミスター・アーリーバードと半世紀の付き合い、彼はマイケルの家にも行ったことあるんだってWOW、どんなマニアックなトークが飛び出すか、乞うご期待。



今回もteeプレゼント・コーナーで盛り上がりましょう!アルコールのいける人はお好きなお酒を手に。飲めない人はソフトドリンクで。お食事もありますヨ。そうそう「今のうちに聞いておかないと、損するよ!!」とれい子さんが言っていま~す。



◆ナビゲーター:湯川れい子 @yukawareiko
Mike Koshitani 
◆お客様:ユーコ・スミダ・ジャクソン https://cellulam.co/yuko-sumida-jackson/
吉岡正晴 https://note.com/ebs
◆日時:2021年3月28 日 日曜日
OPEN 13:30 / START 14:00
◆入場料:予約¥3000 (+お飲み物¥600 アルコールもご用意してあります)
▲お食事もございます
◆予約サイト
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/reserve?event_id=167820
◆お問い合わせ:LOFT9 Shibuya
TEL: 03-5784-1239(12:00-22:00)
http://www.loft-prj.co.jp/loft9/

◆「Mike's Boogie Station=音楽にいつも感謝!=」まとめページ
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