クラウス・マイネ「人類が何度も同じ過ちを繰り返しているのにはイライラする」

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photo by marc theis art photography

スコーピオンズのヴォーカリスト、クラウス・マイネは、元来、楽観的ではあるが、世界の現状を踏まえると、人類が同じ過ちを何度も繰り返していることに苛立ちを感じているという。

◆スコーピオンズ画像

フランスのスコーピオンズのファン・クラブCrazyscorpsのインタビューで、最新アルバム『Rock Believer』のデラックス盤に収録された楽曲「When Tomorrow Comes」の歌詞のインスピレーションについて語る中で、人類は絶滅の危機に瀕していると思うかと問われた彼は、こう話した。

「気候の変動、中東やウクライナ、ロシアでの紛争など、世界でいま何が起きているのか目にすれば、怒りを覚えるだろ。冷戦が終わり、世界は開け放されたように見えた。未来の平和に向け扉が開かれたように見えた。それが、いまではその逆だ。僕らは崖っぷちにいるようなものだ。この曲はその恐れを描いている。僕は常にとても楽観的だ。これが世界の終わりだとは思っていない。でも、人類が何度も同じ過ちを繰り返しているのを見るのはイライラする」

だからこそ、マイネはこれからもスコーピオンズの歌詞を通じ、平和を促進していきたいという。

スコーピオンズは2022年2月、7年ぶりとなったニュー・アルバム『Rock Believer』をリリース。本国ドイツで2位、英国では18位につけ、1988年リリースの『Savage Amusement』以来約34年ぶりに全英トップ20圏内をマークした。


Ako Suzuki
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