MC5のリーダー、ウェイン・クレイマーが急逝

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MC5の創設メンバー、フロントマンのウェイン・クレイマーが亡くなった。癌を患っていたという。75歳だった。

2月2日、クレイマーのFacebookを通じ、「本日、ウェイン・クレイマーが、膵臓がんがもとで安らかに息を引き取りました。彼の音楽、カルチャーにおける革命の始動、優しさが忘れられることはないでしょう」と訃報が伝えられた。「もしウェインに敬意を表したいならば、彼の非営利団体Jail Guitar Doorsに寄付していただけると幸いです」

クレイマーは1963年、フレッド・スミス(リズム・ギター)らとMC5を結成。1969年にライヴで録音した『Kick Out The James』でデビューし、1970年に『Back In The USA』、翌年、『High Time』を発表。ガレージ・ロック、ブルース・ロック、ジャズ、サイケデリックを融合した音楽、過激なパフォーマンスは多くの人々を魅了すると共にロック史に名を刻んだ。ロックの殿堂にはこれまで6度候補に挙がっている。

クレイマーは昨年終わり、2024年春に53年ぶりとなるMC5のニュー・アルバム『Heavy Lifting』をリリースしツアーを開催する計画だと話していた。

Ako Suzuki
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