プリンス、サンタナのLarry Graham盗作疑惑を問う

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 Princeは、アーティストの自分の作品における権利の為の闘いを別の方向へも向け始めた。公式ウェブサイトnpgonlineltd.comで、“これは著作権の侵害か?”という問いと共にSantanaの'99年のアルバム『Supernatural』から「Calling」の曲の一部と、これに非常に良く似た、Larry Grahamの'73年のアルバム『Graham Central Station』に収められている「People」という曲を紹介している。

 3ヶ月程前の5月にPrinceがこの話題に触れたときには、今よりもう少し気軽な感じであった。
「Carlos SantanaがアルバムでLarry Grahamの曲を演ってる。「The Calling」っていう曲だけど、Larryの名前は出していない。でもね、僕にとって、彼等は2人とも兄弟みたいな仲にあり、2人には非常に影響を受けたんで、ちょっと間に挟まっちゃてる感じなんだ。つまり、みんなで一緒にしゃべったり、出かけたり、演奏したりする仲なんだよ。今ここで言ってるのは、Carlosを責めてる訳じゃないんだ。Carlosは、その曲が収録されてることを認めてるからね。まだ公にしていないんで、今日ここで俺がその手助けをしているんだ。最後にもう一度言わせてもらうけど、俺はCarlosのことをまるで兄弟のように愛してるよ」

 8月16日現在、Santanaの事務所ではこのPrinceの件について確認をしておらず、コメントは出来ないとしている。

記:Bruce Simon、ニューヨーク
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